痛み の メカニズム。 のどの痛みのメカニズム|のどぬ〜るスプレー|小林製薬

痛みの仕組み|いまさら聞けない!ナースの常識【5】

痛み の メカニズム

この記事の目次• 放散痛とは 放散痛とは実際の疾病以外の、ところが痛む痛みですが、ただ脳がご認識をして、痛みが出ているのではありません。 放散痛とは疾病の痛みを、身体の外に放出する痛みで、その痛みを辿っていけば、原因の疾病にたどり着くわけです。 放散痛の痛みを関連痛と同じと考える人達もいますが、東京大学病院の先生は「放散痛というのは、末梢神経などの圧迫によって、広がる痛みのこと」とおっしゃってられます。 今のところ説が分かれているようにも思われます。 その先生は「放散痛はご認識というより神経そのものが感じている痛み」とおっしゃってられます。 その他の先生も少数ですが同じ考えの方がおられます。 放散痛の意味 放散痛とは呼んで字のごとく、放散する痛みなのです。 放散痛とは別のところで起きた痛みを、脳が勘違いをして、痛みを発症させる、関連痛とは違います。 サイトによっては関連痛を放散痛と、混同して書いているサイトも多く見受けられますが、放散痛とは内臓で異常が起きた時、異常が起きたところの痛みだけでなく、痛みを放散させている痛みです。 放散痛の意味を見てみますと、生活習慣病用語で、散らばるような痛みという事です。 内臓の異常が起きた場合、内臓の痛みだけでなく、外に散らばる、関連している神経に、痛みが放出されるという意味です。 決して関係ない部分の痛みが、放散痛ではありません。 無関係な部分と一見思われる場所でも、その神経を辿っていけば、疾病にたどり着くわけです。 放散痛と関連痛 内臓疾患によって腰痛や肩の痛みがでたり、心筋梗塞などの心臓病の病気で、肩や背中、歯などの痛みが出たりしますが、それは心臓から痛みを放出しています。 関連痛については皆様脳のご認識と捉えていますが、放散痛については皆様考え方がまちまちです。 やはり関連痛がご認識と一致していれば、やはり放射痛は脳のご認識でなく、放射する痛みと考える方が、普通ではないでしょうか? 中には放射痛は関連痛の全く異なった箇所に出るのが、放射痛だという説もあります。 そうすると、関連痛は異なった箇所に出ないのかというと、そうではありません。 ご認識により異なった箇所に痛みが出ます。 そうすると話のつじつまが合わない様に考えられます。 東京大学の先生は「関連痛は脳がご認識をして肩の痛みなどがでます」とおっしゃってられます。 関連痛 関連痛は脳がご認識して起こる痛みです。 しかし放散痛はご認識というより、神経そのものが痛いと感じている痛みです。 関連痛の起こる場所は、内臓ごとで決まっていますので、一定の場所の存在さえ把握できれば、関連痛がどこからの痛みが出ているのか、元の病気も分かるわけです。 脳がご認識していても、ご認識する場所がある程度、決まっているという事です。 関連痛のメカニズム 関連痛のメカニズムは内臓などに障害が起こった場合、痛みの情報が末梢神経を伝わって、脊髄に入力されます。 入力される際に皮膚デルマトームの領域に痛みを感じ、同じレベルの脊髄に入力する末梢神経には、内臓由来の情報と、皮膚由来の情報が入力されます。 痛みが脊髄に入力された際に、皮膚由来の情報の方が多いので、脊髄から脳に送られる際に、脳がご認識を起こして、皮膚の痛みとして関連痛を起こします。 脊髄の神経の太束は共有した内臓由来の情報と、皮膚由来の情報が入力されるため、脳が情報の多い皮膚由来の情報と勘違いして起こるのです。 関連痛の痛み 人間の体には無数の神経が通っていて、脳と繋がっています。 体の部位に損傷や異常があると痛みとして脳に伝わりますが、神経は体の末端に行くほど枝分かれしています。 各部の神経が集まるところでは太束になっています。 こうした神経の仕組みにより、束になった神経から送られてくる痛みを、損傷や異常のある部位と勘違いして、同じ神経の束になっていたり、隣になっている神経の束に異常のない部位の神経に信号を出します。 関連痛の痛みは• 狭心症・心筋梗塞の痛みの場合、左肩の痛みがあります。 胃が痛いときは左肩・首や肩こりがひどく、左手がしびれます。 脳梗塞の症状のような症状がでます。 胆石などの胆嚢の障害の場合は、右肩が痛みます。 くも膜下出血の患者さんは、後頭部が痛みます。 奥歯の虫歯が痛むときに、耳がじんじん痛みます。 膀胱がんのときに臍から陰部にかけて逆三角形に腹壁に痛みを感じます。 腹部大動脈瘤は腰痛の場合があります。 胆嚢が悪い場合、脂っこいものを食した後左肩が痛みます。 大動脈破裂胸腔内出血は背中が痛みます。 膵炎・すい臓がんは左肩が痛みます。 このように関連痛は内臓によって痛む場所が決まっています。 関連痛の痛みは見逃されると重篤な症状として、死に至る事もあります。 心筋梗塞と放散痛 放散痛は心筋梗塞によるとりわけ特有な病気として、今若い人たちの中で、心筋梗塞が拡がっていますが、これは放散痛ではなく関連痛なのです。 心筋梗塞は一つ間違えば命取りになります。 心筋梗塞になる前に関連痛が出ていることが有りますので、それを見逃さないで検査をされることが大切です。 心臓病は食生活の変化と共に多くなってきています。 日本人は魚中心の緑黄色野菜の食生活をしていましたが、近年は欧米と同じく肉食が中心の食生活に変化してきています。 肉食を摂る事で、酸毒成分が生みだされ、脳や肝臓、腎臓、全身に酸毒成分が運びこまれ、トラブルを起こしています。 以前は欧米人に心臓病が多く発症していましたが、近年では日本人も心臓病が死亡の第2位に浮上してきていて、これは食生活の変化によるものです。 心筋梗塞 心筋梗塞とは動脈硬化などにより、心臓の冠動脈が完全に塞がる事により、血流が停止して細胞に血液を送れない状態となり、細胞が壊死してしまう疾病です。 動脈硬化になると、血管に付着した悪玉コレステロールなどが、血液の流れを悪くします。 またそのコレステロールが、剥がれたりすることで、冠動脈を完全に塞ぐことがあります。 この病気は以前は壮年期以降、加齢と共に高血圧になり、血管に老廃物が溜まることで、年齢が大きく左右していましたが、また男性がかかり易い病気という固定観念もありました。 しかし近年では食生活の変化から、ストレスや不規則な生活のため、女優の天海祐希さんが45歳で発病し、元Jリーガーの松田直樹選手34歳や、音楽家の今井洋介さん31歳も突然死で若い命を落としています。 このように最近では若い人でも狭心症や、心筋梗塞を引き起こし、以前とは違った年齢に関係ない若い方の、死亡が目立つようになってきています。 心筋梗塞には前兆の様な症状が、関連痛や狭心症、息切れ、動悸、めまいなどの症状が出る時もありますので、見逃さないで、検査を受ける事が必要です。 心筋梗塞と放散痛 放散痛について考えが2分にされているのか、間違った情報が独り歩きしているのか分かりませんが、脳が間違って内臓の異常を、他の部位に出しているのは関連痛です。 関連痛は脳の神経のご認識を調べる事で、実際の異常の起こっている内臓を特定できます。 心筋梗塞はとりわけ関連痛との関わりが多く発症します。 たとえば息切れがして息苦しかったり、冷や汗がでたり、顔色に血の気が引いたり、急激な血液低下が始まったりします。 心筋梗塞の関連痛の痛み• 左肩の痛み、関節痛、筋肉痛• 背中の痛み• 吐き気• 歯痛・奥歯の痛み• 喉の痛み• 胸やけがする• 肩甲骨と、肩甲骨の間の痛み 関連痛の痛みの場合、運動したり激しく動いた場合に、痛みが出ます。 休むと治ります。 これが繰り返されて起こるのが、心筋梗塞や狭心症の関連痛の痛みです。 心筋梗塞の発作が起こった時は、躊躇せずに救急車を手配して、医療機関に搬送することが大切です。 発作が起こると死の危険性が伴いますので、敏速に行うことが必要です。 高齢者の場合は心筋梗塞を起こしていても、典型的な症状が出なくて、身体がだるい、気持ちが悪いというような症状がでている場合に、心筋梗塞を起こしていることがあります。 心筋梗塞の場合、心臓が痛むのですが、心臓から痛みの信号を伝達する分泌の、自律神経が脊柱の中の神経から脳に痛みを伝達します。 その時に脳が誤作動を起こして、左肩や背中の痛みなどを生じさせます。 心筋梗塞の予防 心筋梗塞の予防に日本山人参(ヒュウガトウキ)という薬草は、高コレステロールや高血圧、糖尿病に効果的に働き、動脈硬化・心筋梗塞の予防が期待できます。 また糖尿病を長く患っていたりすると、心筋梗塞は無痛の場合にも起こります。 心筋梗塞の予防には血液検査による検査で調べる事が出来ます。 心臓の危険因子とされる、コレストロール、中性脂肪、血糖値、グリコヘモグロビンなどを調べると、心筋が壊死しているかどうかも検査できます。 また心電図検査によっても調べる事が出来ます。 心筋梗塞については、を読んでおきましょう。 狭心症 狭心症も心筋梗塞ではないものの、冠動脈に血液が75%流れなくなる症状です。 狭心症になり易い人に、A型人間がいます。 これは血液型でなく、几帳面で何時も精力的に活躍し、早口だったり食べるものが速かったりする人です。 また仕事などの評価を必要以上に気にしたり、失敗を恐れたりします。 心筋梗塞の前兆としても狭心症は知られています。 またマイペースで行動をとる人は、B型人間といいます。 狭心症は健康診断などで、異常がないと言われても、狭心症の可能性があります。 健康診断で発作が出ていない場合は、異常なしと出る場合があり、放散痛が出ている場合は、そのことを診断の時にいう事は大切です。 詳しくは、を参考にしてください。 放散痛の原因 放散痛の場合は頚椎が原因で痛みやしびれが、腕に広がる場合に放散痛といいます。 放散痛は神経そのものが痛く、関連痛のように脳がご認識して、内臓以外の肩などに痛みが出るものではありません。 放散痛はその原因となる器官の痛みに加え、それが放散される形で、神経から遠く離れた痛みが放散されるものです。 神経根の圧迫が軽い場合は、腕や手先に痛みやしびれを感じ、末梢神経に沿って起こす神経痛のことを放散痛といいます。 心臓が原因なら、心臓で起きた狭心症や心筋梗塞の刺激が、左肩、左手、腹部、顎や歯などの周囲に分散されて、痛むのを放散痛といわれる方もいます。 放散痛は一般的に末梢神経の障害により起こります。 神経の病変を探すことが、放散痛の原因を突き止める事になります。 末梢神経障害の圧迫に伴って、ビリビリと痛みが広がるという症状があります。 丹念な心理学的所見が重要になったり、またMRIなどで、神経根の圧迫などを探すことが重要になります。 放散痛の症状 放散痛は末梢神経から起こるもので、末梢神経が圧迫されることで痛みを発し、直接的な原因が周囲にない事が多いです。 冷たいものを食べたときに、頭痛が起こりますが、これは喉の神経が刺激されて、喉の神経と伝道している頭の後頭部や、こめかみに頭痛として出ています。 一見関係ないように思われますが、痛みは神経から来ますので、内臓に異常が生じると、神経が刺激され、末梢神経に圧迫が起こり、痛みとして身体の弱い部分に出てきます。 関連痛の症状は内臓に問題がある場合でも、別の離れた正常な部位に現れて、痛みやしびれなどを起こし、狭心症の場合患者の何割かに、左脇から左腕にかけての痛みがあらわれ、病変が治っていなくても、現れたり消えたりを繰り返します。 放散痛の検査と診断・治療と予防 それでは放散痛についての検査と診断・治療と予防について見てみます。 放散痛の検査や診断は神経ですので、色々体に負荷をかけて、どの様にすると痛みが出るかを調べます。 放散痛の検査 放散痛の痛みは外に広がるような痛みです。 検査方法としては理学的な検査によって判定していき、検査方法としては、椅子に座ったまま前に前屈、後屈、側屈します。 その状態で圧迫負荷をかけ、首を前屈、後屈、左右に振ったりして、あらゆる動作を試して、痛みがどの部分から出ているのか把握します。 放散痛の治療・予防 放散痛の治療は原因となる、根本原因の治療が必要で、根本の病気が治らないと、何時までも放散痛はなくなる事はありません。 放散痛を治療するには、根本の原因の病気を見つけ出し、その治療を完治させることが必要ですが、人間の治癒力を高めて、病気を作らない体づくりをすることも大切です。 細胞を活性化する「生体治癒力向上装置」(調圧ルーム)というものがあります。 この中に入って気圧を調節することで、マラソンの高地トレイニングなみの、酸素を取り込む力がアップして、細胞の中にAPDというエネルギーが作られ、体温が上昇し、様々な病気の症状の改善が期待できます。 予防薬として健康茶日本山人参 不老長寿の神草、ヒュウガトウキは健康茶日本山人参として、効果効能のある健康茶また薬草茶として発売されます。 水野修一先生の著書により、その効果効能は記されています。 効果効能は沢山ありこの日本山人参は、朝鮮人参によく似ています。 形も似ていて効能も似ていますが、朝鮮人参は血圧をあげるのに対し、日本山人参は血圧を下げる効果があります。 この違いはとても大きいです。 恐怖の高血圧のひとでも、血圧を下げる効果のある、健康茶日本山人参を飲むと、血圧が下がる可能性があります。 またダイエット情報などにも織り込まれ、主婦若返り愛の健康茶などの関連記事も出て、人気を集めている日本山人参です。 日本山人参の生い立ち 日本山人参は地元では神草と呼ばれ、日本古来のセリ科の薬草で、断崖絶壁に自生し、近年になって薬草の薬効成分が解明されてきました。 ヒュウガトウキはウヅと呼ばれ、江戸時代後期に妊婦の血の、道の通りを良くする薬草として、好んで食べられていて、熊本、大分、宮崎の県境に阿蘇残の、そそりたつ岩の割れ目に生息しています。 副作用 せり科の植物ですので、セリでアレルギーを出す人は、副作用の特徴として、身体がかゆくなるとか、唇の周りが赤くなってひりひりするとかの、副作用が出るかもしれませんが、急性毒性試験では、全く異常がありませんでした。

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腰痛の原因は骨ではなく筋肉だった!腰痛のメカニズムを詳しく解説

痛み の メカニズム

痛みの役割 痛みとは、「不快な感覚であり、不快な情動を伴う経験」とされています。 また痛みは、「 5番目のバイタルサイン」とも言われ、生体防御には不可欠で重要な役割を果たしています。 痛み 痛みを感じることは不快な感覚であるのは確かですが、内外部からの危険信号の役目が果たしています。 痛みがなければ、身体のなんらかの不調を感じることもできずに、いつの間にか蝕まれていく可能性もあります。 この意味において、痛みは私たちが生きているという証とも言えます。 しかし、「 痛み/不快な体験」が、慢性的に続いたり、原因がわからない場合、大きなストレスとなり、ほかの病気を引き起こし、痛みをさらに 複雑化させてしまうことになり兼ねません。 そのため、ある程度は痛みを理解し、医師の指示を仰ぐ適切な治療を受ける必要性があります。 痛みは必要なものでありますが、生命維持と関係のない痛みはその人の人生の質を低下させてしまう大きな要因となります。 医療の中の共通概念である QOLを大きく損なうのも痛みです。 (QOLについては、以下をご参照下さい) 痛みの定義 国際疼痛学会/IASP(International Association for the Study of Pain)によると、痛みを以下のように定義しています。 An unpleasant sensory and emotional experience associated with actual or potential tissue damage, or described in terms of such damage. 実際に組織損傷が起こったか、あるいは組織損傷の可能性があるとき、またはそのような損傷を表す言葉によって述べられる不快な感覚と情動体験 よって痛みは、 主観的な感覚・感情である為,患者が痛いといえば痛みが存在すると考えるのが一般的とされています。 痛みを感じる仕組み 手を切ったり、火傷やどこかに身体をぶつけたりすると、「身体が傷ついた」という信号が末梢神経の先にある「 痛みセンサー/侵害受容器」が受け取ります。 センサーが興奮することで末梢神経に痛みの刺激が伝わります。 脳がその「 刺激/情報」を認識して初めて「痛い」と感じます。 一般的には、痛みの原因の怪我が治ると痛みも消えていきます。 神経は大きく3つに分類されます。 中枢神経系(脳や脊髄など)• 自律神経系(交感神経と副交感神経)• 末梢神経系 末梢神経は太さによって分類され、伝える刺激が異なります。 痛みを伝達するのは、主に2種類の神経です。 痛みを素早く中枢神経に伝える。 C線維:細い(直径0. 4~1. 少し遅れて痛み刺激を伝える。 小指をぶつけて、「痛い!」と反射的に痛みを感じ、その後にじんわり痛みが湧いてくるのは、このためです。 痛みの分類 痛みは、様々な観点から分類することができます。 ここでは、以下の観点から分類します。 持続時間• 発症機序• 発生部位 持続時間による分類• 急性疼痛:生体防御のための危険信号であり、短時間で治るもの• 慢性疼痛:急性疼痛から移行した痛み• 混合性疼痛 慢性疼痛の持続時間については、明確な定義が存在はしませんが、1〜3ヶ月続く痛みが慢性痛とみなすこともあります。 一般的には、3ヶ月、6ヶ月が急性と慢性痛で区別されています。 慢性痛であるかどうかは、急性疾患の通常の経過や総称の治癒な妥当な時間かどうかでも異なる為、明確な定義が難しいところです。 発生機序による分類• 侵害受容性疼痛• 神経障害性疼痛• 心因性疼痛 上記3つに分類することができますが、 慢性痛を抱えている方は、これらが重複して存在していると考えられています。 侵害受容性疼痛 侵害刺激(機械的刺激、熱刺激、冷刺激、化学的刺激など)とそれに伴い産生した 発痛物質(ブラジキニンなど)が末梢神経終末の侵害受容器を刺激して起こる痛みのことです。 いわゆる怪我やヤケドなどをした時の痛みです。 怪我をすると炎症が起こり、痛みを誘発する物質が発生します。 この物質が神経終末の侵害受容器を刺激して痛みを感じることから 侵害受容性疼痛と呼ばれています。 この疼痛の多くは急性痛とされています。 代表例が、肩関節周囲炎や腱鞘炎、関節リウマチなどがあります。 ほとんどの痛みはここに含まれます。 痛みのメカニズム 侵害受容性疼痛は、神経終末の侵害受容器が刺激されることで起こります。 上図を参照の上、以下のような順序で痛みという感覚が発生します。 インパルスが脊髄後角に到達し、脊髄視床路を上行して視床に到達• インパルスが大脳皮質に到達し、「痛い」という感覚が発生 感覚を伝える神経線維には、• C線維:痛覚• 有髄神経線維で、伝達速度は12〜30m/秒• C線維:主に鋭痛の後の余韻のように感じる鈍痛(2次痛)に関与。 無髄神経線維で、伝達速度は0.5〜2m/秒 神経障害性疼痛 神経の損傷あるいは、それに伴う機能異常によって起こる痛みのこと。 様々な 知覚異常を伴います。 侵害受容器を経由せず、神経系が自発的に興奮して起こります。 病態や発症機序が複雑であり、従来の非ステロイド性抗炎症薬( NSAIDs:Non-steroidal anti-inflammatory drugs)では、十分な効果を得られず治療に難渋することが多い疼痛とされています。 消炎鎮痛薬は病気の根本原因に対して使用するものではなく、症状に対して使用する対症療法であることを理解しておくことが重要です。 IASP(国際疼痛学会)では、神経障害性疼痛を以下のように定義しています。 Pain arising as a direct consequence of a lesion or disease affecting the somatosensory system. 消炎作用・鎮痛作用・解熱作用を持つ消炎鎮痛薬の総称。 アロディニア:本来なら痛みを引き起こさない程度の刺激で感じる痛み• 痛覚過敏:軽微な痛み刺激を激しい痛みと感じる• 自発痛:刺激には依存しない自発的な痛み 神経障害性疼痛の発生機序 神経障害性疼痛の発生機序は明確にはなっていませんが、多くの要素が関連していると考えられています。 代表的な考え方として、• 末梢性機序:末梢神経系(神経終末〜脊髄後角)の異常• 中枢性機序:中枢神経系(脊髄後角〜大脳皮質)の異常 中枢性神経障害性疼痛は中枢性機序が関与し、 末梢性神経障害性疼痛は末梢性機序と中枢性機序の療法が関与していると考えられています。 心因性疼痛 器質的な病変がなく、心理的な要因によって生じる痛みのことです。 これらの概念としては、以下のように捉えれています。 器質的病変がなく、痛みの原因のすべてを心理的な要因が占める場合• 痛みを生じる原因として器質的、身体的病変が存在するものの、痛みの訴えの説明には不十分な場合 心因性疼痛の多くは、心のみに原因があるということではなく、多くの要因(生物学的、心理的、社会的、行動要因)が複雑に関与する可能性があるので注意が必要になります。 「原因がわからない痛み=心因性疼痛」ではないという理解が必要です。 発生部位による分類 痛みを感じる場所で分けると、• 体性痛:限局した身体の表面の痛み• 内臓痛:内臓の痛み。 部位は不明確で締め付けられるような特有な痛み• 中枢痛:脳または脊髄由来の痛み。 侵害受容器が強く刺激されたかのような強い痛み• 関連痛:原因とは離れた部位の痛み。 体性痛はさらに、以下に分類されます。 表面痛:皮膚や粘膜の限局した侵害刺激による痛み。 火傷や打撲など。 深部痛:骨膜、靱帯、腱、筋膜、骨格筋などの痛み。 1次痛と2次痛の区別は不明確 慢性化した痛み 急性痛は原因となるケガや病気が治れば消失しますが、適切な対処をしなければ痛みが別の痛みを引き起こし、慢性痛となる場合もあります。 痛みは、非常に強いストレスとなります。 交感神経と 運動神経を興奮させ、発痛物質の発生につながります。 一般的に、痛みは生じても交感神経の興奮はすぐにおさまりますが、痛みが慢性化することにより、血行状態の悪化も慢性化し、発痛物質を多く発生させます。 この発痛物質は、血管収縮により血行を悪化させ、さらなる 発痛物質の増加という、悪循環を引き起こします。 慢性化した痛みは、原因が複雑化するため、初めの原因が治っても、痛みを取り去ることが難しくなります。 慢性痛によるストレスで、痛みに過度に反応してしまったり、心因性疼痛とも重複してさらなる悪循環に陥ることにもなります。 病院は行きたい場所ではないかもしれませんが、適切な処置を受けることで、複雑化する痛みの連鎖を断つこともできる可能性があります。 ご自身のことは、ご自身が一番良くわかるものですので、我慢し過ぎないようにすることも必要です。 健康増進していくには、痛みは重要な阻害因子ですので、適切なケアをしていくことが勧められます。 (理想的な健康観については、以下をご参照下さい).

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痛みの種類とメカニズム アーカイブ

痛み の メカニズム

『痛み』のメカニズム 痛みの種類 『急性痛』と『慢性痛』 さて、痛みのメカニズムを紐解いていくにあたり、最初に抑えておきたいのが痛みの種類についてです。 痛みの種類は大きく2つあり、それが 『急性痛』と 『慢性痛』です。 急性痛 急性痛とは、組織損傷が起きた直後に炎症などが生じ、痛覚受容器が興奮することによって生じる痛みです。 そのため痛みの原因そのものは損傷などが生じている末梢組織にある場合が多いです。 また急性痛は痛覚受容器が興奮することで、生体においての 『警告信号』としての意味を持ちます。 そのため、もし『痛みを感じない身体』になってしまったら、それは身体の中の異常や警告に気づかず二次的な障害にかかってしまう可能性があります。 例えば、糖尿病によって感覚障害が生じ『痛みを感じにくい』身体になっていると、軽い擦り傷などが起こった場合その痛みに気づかず、傷口から徐々に菌が入って腐敗してしまうことがあります。 そのような状態になると、その部位を最悪切断しなければならないこともあります。 このように急性痛というのは私達の身体にとって不可欠で欠かせないものになるため、いわば 急性痛は必要な痛みとも言えます。 また、急性痛の治療としては主に ロキソニンや リリカを代表とすような 鎮痛薬などが用いられることが多いです。 慢性痛 急性痛に比べ、慢性痛は沢山の人が何かしら抱えていることが多く、年齢を重ねていくにつれて患っている人が多いです。 急性痛は、炎症が治まったり組織が回復してきたりすることで鎮静化することが多いですが、慢性痛は非常に難渋しやすいというのが一つの特徴であり、 長引きやすい痛みです。 さらに、急性痛は生体にとって警告信号としての意味を持っていたため、『必要な痛み』でしたが、慢性痛は逆に警告信号としての意味はなく、本来生体にとって 『不必要な痛み』なのです。 また、『慢性痛』のもう一つの特徴として時折、 鎮痛薬が効かないということが起こります。 外来のリハビリなどに携わっている方はご経験があるかと思いますが、薬を飲んでも全く痛みが引かない方っていらっしゃらないでしょうか? なぜ、慢性疼痛患者に『抗うつ薬』が著効する場合があるのか 結論からいうと、『慢性疼痛』と『うつ病』において、機能不全に陥る脳部位が似ているからです。 うつ病になると、脳の 大脳辺縁系や 前頭前野といった部位に機能不全を生じますが、慢性痛においてもこの 大脳辺縁系や 前頭前野といった部分に変化が生じることが現在指摘されています。 (先ほど、中枢神経系の可塑的変化と述べましたが、それはこの事です。 ) こういった理由から、慢性痛は時として鎮痛薬ではなく、抗うつ薬が著効する場合があるのです。 前頭前野の機能が低下すると、なぜ痛みが生じるのかという理由に関しては『下降性疼痛抑制系』といった機能が関わっていますが、これについては別の記事で書いていこうと思います。 3つの側面とは以下の3つです。 感覚的側面 まず感覚的側面をお話しする前に、国際疼痛学会 IASP による『痛みの定義』を見てみましょう。 『痛みとは、実際に組織損傷に伴ったか、あるいはその可能性がある場合や、そのような障害があると述べられる不快な知覚、 あるいは情動体験』 とされています。 この文章をみても分かる様に、『痛み』とは単なる『痛い』という知覚的な部分とは別に情動体験という側面が存在します。 痛みの感覚的側面とはこれでいう『知覚』の部分にあたり、そこに情動は関与してきません。 感覚的側面は主に、『急性痛』の時に強く関与してくる部分です。 例えば、足の裏に画鋲が刺さってしまったのを想像してみてください。 「いたっ!!!!!」 ってなりますよね。 これです(笑) この時の『痛み』というのは、身体に対する警告信号としての痛みですから、このような痛みが及ぶとヒトは『逃避反射』などの防衛本能が働きます。 このような警告信号の意味を持つ痛みの時には、痛みに対して情動が生じる前に、まずどこに痛みが起きたのかを瞬間的に知らなければなりません。 そのため、先ほどの足の裏に画びょうが刺さった例でいうなら、足底部に『侵害刺激』が入った瞬間に、痛みの伝導路である 『外側脊髄視床路』がいち早く痛みが生じた部位に対応する 『一次体性感覚野』に信号を送ります。 この機能により、痛みがどこで生じたのかをまずは 『知覚』することが出来るのです。 ここまでが痛みの『感覚的側面』になります。 情動的側面 次に痛みの情動的側面を見ていきます。 これは、痛みに対しての不快感や嫌な感じなどの情動が生じることです。 だれでも痛みがずっと続くと凄く嫌な気持ちになったり、不快感が強くなったりしませんか? このように、痛みに対して情動喚起が生じる部分が痛みの第二領域になります。 怒りっぽいお母様方の腰痛・肩こり・・・ 交感神経が優位になってはいませんか?… —; さて次が最後です。 認知的側面 ヒトによっては痛みが生じると、痛みを起こさせないように罹患部位を出来るだけ動かさないようにしたり、使わないようにすることがあります。 またその他にも、例えば運動器疾患のオペ後などでは必ず患部の固定が行われます。 このようにある身体の一部を固定したり、痛みにより回避行動をとり続けるとどうなるか… 不活動が生じている身体部位は体性感覚入力や運動出力が減少し、その身体部位に対応する脳内の体部位再現 ホムンクルス が縮小してしまうのです。 体性感覚野の脳内体部位再現が狭小化していくとどうなるでしょうか。 頭頂葉にある体性感覚野には、毎秒絶え間なく感覚情報が入力され、それらの情報を統合し 『身体イメージ』といったものが構築されています。 しかし、罹患側の不活動といった状態により脳内体部位再現が狭小化していくと、運動の意図と感覚フィードバックに解離が生まれはじめ、これが継続すると 『身体イメージ』の破綻が生じてきます。 これを 『neglect like syndrome』と言います。 『神経科学に基いた慢性痛に対するリハビリテーション戦略 森岡ら』より引用 ヒトには本来、上位中枢からトップダウンに『痛み情報』を大脳まで上らせないような機能が存在しています。 しかし、『痛み』による不使用・不活動によって体部位再現が狭小化し、大脳皮質機能が低下していくことで、この下降性疼痛抑制系が機能しなくなるのです。 つまり、痛みを感受しやすくなってしまうわけです。 これにより痛みが慢性化しやすいというのが 『痛みの認知的側面』になります。 実は、慢性痛でもっぱら大きな要素としては、情動的側面と認知的側面ではないかと考えられています。 その理由は慢性痛の場合、 体部位再現がハッキリしてない事が多いからです。 どういうことかと言いいますと… 患者様の中に、指でピンポイントで痛い部位を指すのではなく、 手のひらで「この辺り 腰 が痛い。 」と、痛みの範囲が限定されていない場合がありますが、これは脳内の体部位再現が狭小化した結果、痛みのポイントが限局化出来ないのではないかと考えられています。 痛みに関する評価を行っていく上で、この辺りをいかに上手く利用しながら臨床展開していくというのが今後の疼痛治療においては、必要なのかな?と僕は感じています。

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