こち た し。 コチ

コチ

こち た し

春風のやわらかな漢字が「小(こ)」という文字で表現されているのだろうか。 古典文学では、小風(こち)のように、「風」に「チ」の音を当てる例が見られる。 例えば、清少納言『枕草子』「名おそろしきもの」では、次のように「疾風(ハヤチ)」という語句が用いられている。 名おそろしきもの。 谷の洞。 鰭板 はたいた。 鉄 くろがね。 土塊 つちくれ。 雷 いかづち は名のみにもあらず、いみじうおそろし。 疾風 はやち <以下略> <出典:清少納言『枕草子』「名おそろしきもの」より> さらに幸田 露伴『音幻論』では、かつて江戸で「西北の風」を「ハガチ」と呼んでいた例を挙げている。 また、同書によれば、「散る(チル)」という動詞も、「くもる」が「雲+る」であるように、「風(ち)+る」というような理屈で「風」が語源となった言葉であるという。 東の原型「ヒムカチ」 田井信之「語源を探る」 桜書院 の解説によれば、東(ひがし)の語源「ヒムカチ」の上略形「カチ」が「コチ」となり、東の風を意味する「コチカゼ(東風)」がさらに省略されて東風=コチとなったと説明されている。 東(ひがし)の語源については、太陽が登る方角という意味の「日向かし」(ヒムカシ)説が有力。 語尾の「し」は「嵐(あらし)」の「し」と同じく「風」を意味している。 「ヒムカシ」を「ヒムカチ」とした場合でも、語尾の「チ」も上述のとおり「風」を意味しているので、同じ意味になるのだろう。 瀬戸内海の漁師言葉 Webサイト「こよみのページ」の解説によれば、東風「こち」の語源は瀬戸内海の漁師言葉に由来するとする説があるようだ。 東風を「こち」と呼ぶその語源は瀬戸内海の漁師言葉だとする説があります。 瀬戸内には、「鰆(さわら)ごち」「雲雀(へばる)ごち」「梅ごち」「桜 ごち」「こち時化(しけ)」といった「コチ」を含む言葉があるそうです…漁師さんからすると東風は荒れる風の意味が強いようで、あまり歓迎される風ではないようです。 つまり、「こち」という言葉が東風を意味している「使われ方の一例」を示しているにすぎず、なぜ「こち」が東風なのかという語源について明らかにしていない。 仮にこれが語源と説明するのであれば、瀬戸内海の漁師が日本で一番最初に東風を「こち」と呼んだ等の主張が必要になるが、それでも語源の説明にはなっていない。 その他の説 上述の説以外にも、東風「こち」の語源については数多くの説があるようだ。 筆者の私見では、東(ひがし)の語源「ヒムカチ」説が興味深く感じられるが、皆さまはいかがお考えだろうか? 関連ページ 太宰府に左遷される前の菅原道真が詠んだ有名な和歌 学問の神様として知られる菅原道真を題材とした日本の唱歌 先人たちが経験から学び伝えた有名なことわざ・故事成語まとめ.

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東風 こち 語源・由来は?

こち た し

概要 [ ] からのに広く分布する。 全長5cmほどにしかならないものから全長1mを超えるものまで多くの種類がある。 多くは近くの浅い海に生息し、などのにも侵入するが、水深200m-600mほどのに生息する種類もいる。 生息環境も砂泥底、岩礁、など種類によって異なる。 上から押しつぶされたような左右に平たい体をしている。 体の幅は鰓蓋の部分で最も広く、尾に近づくにしたがって細くなる。 胸びれは大きくて丸く、すぐ下にこれも大きい腹びれがある。 背びれは2つに分かれている。 腹側は白っぽいが、背中側の体色は周囲の環境に合わせたとなっている。 砂底に生息するものは黄褐色-褐色の地味な体色だが、岩礁やサンゴ礁に生息するやなど派手な体色の種類もいる。 また、深海に生息するや、などは赤っぽい体色をしている。 多くは腹を海底につけて生活する底生魚で、海底に貼りつくか、砂泥の中に浅く潜って海底にし、獲物や敵の目をあざむく。 食性は肉食性で、、、、、小魚など他の小型底生動物()を捕食する。 いっぽう敵は、、、、などの大型肉食魚類で、小型のコチは大型のコチに捕食されることもある。 日本ではや、、などで多く漁獲される。 小型のものは食用にされないが、中型から大型のものは、、、、の原料などに利用される。 マゴチなど一部は高級魚として扱われる。 関西ではガッチョウと呼び、夏の味覚である。 分類 [ ] コチ類はどれも似たような外見だが、・と・の二つの分類群からなる。 二つの分類間ではよく見ると口の大きさや体表の様子などが異なり、別の魚であることがわかる。 これらは水底での生活に適応する過程でを起こしたものと考えられる。 以下、それぞれの分類について、近海産のおもな種類を挙げる。 カサゴ目・コチ亜目 [ ] カサゴ目・コチ亜目 フサクチゴチ : : : : : : 科• ウィキスピーシーズに に関する情報があります。 マゴチ、メゴチ、ワニゴチ、ウバゴチなどはカサゴ目・コチ亜目に分類される。 Scorpaeniformes• コチ亜目 Platycephaloidei• アカゴチ科 Bembridae - アカゴチ• ウバゴチ科 Parabembridae - ウバゴチ• ヒメキチジ科 Plectrogehiidae - ヒメキチジ、バラハイゴチ• - 、イネゴチ、、ワニゴチ、エンマゴチなど多数• , 1829• , 1758• , 1872• Suggrundus cooperi , 1908• Suggrundus macracanthus , 1869 Large-spined flathead• Suggrundus meerdervoortii , 1860• ハリゴチ科 Hoplichthyidae - ソコハリゴチ、ナツハリゴチ、イトハリゴチなど 海底に伏せるマゴチ これらは口が大きく、上顎より下顎が突き出ている。 頭部は皮膚が薄く骨板が発達していて、各所に小さなとげがある。 体表は粘液が少なく、ザラザラしている。 の性転換をおこなうので、オスよりもメスのほうが大きい。 1mほどになる大型種を含むのはこちらの分類群である。 全長は最大1mほどになる大型種。 頭部はのように左右に平たく、下顎の先端が丸い。 胸びれに小さな褐色の斑点がある。 の海岸近くの砂泥底に生息する。 が旬で高級食材として扱われ、釣りの対象としても人気がある。 日本には他に ヨシノゴチというよく似た種類も分布する。 , 全長1mほどになる大型種。 、、熱帯に分布し、日本では以南の南西諸島で見られる。 マゴチは従来この魚と同一種とされてきたが、研究が進んだ結果西日本近海のマゴチは別種とされた。 Cociella crocodila Tilesius, 全長50cmほど。 マゴチやメゴチに似るが第一背びれの縁が黒いこと、目の下の隆起線上に3本の棘があることなどで区別する。 西日本からにかけての沿岸に分布する。 Suggrundus meerdervoortii Bleeker, 全長25cmほど。 頭部には小さなとげや突起がある。 マゴチやメゴチに似るが第一背びれの後半部が黒いこと、目の下の隆起線上に4本以上の棘があることなどで区別する。 西日本から、まで分布し、沿岸域の砂泥底に生息する。 なお、釣り人の間ではスズキ目・ネズッポ亜目のなどを「メゴチ」と呼ぶことが多い。 Inegocia guttata , 全長60cmほどになる大型種。 マゴチに比べて吻が細長く、和名のとおりにも似た頭部をしている。 西日本からにかけて分布し、沿岸域に生息する。 Cymbacephalus beauforti Knapp, 全長60cmほどになる大型種。 ワニゴチに似るが目の後ろがくぼみ、皮膚が房状に変化した突起が頭部に多くついている。 以南の西太平洋熱帯域に分布する。 Parabembras curta et , 全長30cmほど。 頭部は左右に平たいが、尾部はふつうの魚のように上下に平たい。 全身が赤く、尻びれに3本の棘条が発達する。 西日本の太平洋側から南シナ海にかけて分布し、やや深い海に生息する。 スズキ目・ネズッポ亜目 [ ] スズキ目・ネズッポ亜目 コウワンテグリのオス。 背びれを大きく広げている これらは口が小さく、上顎が突き出る。 頭部には骨板がなく、鰓蓋の上に1対の太い棘がある。 鰓孔(穴)は他の魚のように裂けず、小さな丸い穴で背中側に開く。 体表は粘液が多くヌルヌルしている。 メスよりもオスのほうが大きい。 また、第1背びれの形や模様は種類やオスメスによって異なり、この背びれを広げて求愛行動などをおこなう。 Repomucenus richardsonii Bleeker, 全長20cmほど。 背中側には黄褐色や白の細かい斑点がある。 鰓蓋の棘は内側に弧を描き、さらに内側に数個の歯をもつ。 北海道以南の日本沿岸から南シナ海まで分布し、海岸近くの砂底に多く生息する。 釣り人には釣りの際の外道としてなじみ深く、「メゴチ」と呼ばれるが、標準和名でメゴチといえばカサゴ目の魚を指す。 多くの近縁種がいる。 huguenini Bleeker, 全長18cm。 日本から東シナ海にかけて分布するが、やからの報告もある。 外見はネズミゴチに似るが、和名通り鰓蓋の棘がのようにまっすぐ尖ることで区別できる。 、などのに由来する悪臭を放つ。 神奈川県では本種を摂食したことによるの報告例がある。 Calliurichthys japonicus Houttuyn, 全長30cmほど。 尾びれが長大で、尻びれのふちと尾びれの下半分が黒い。 西日本から東シナ海にかけて分布し、ネズミゴチよりもやや深い場所に生息する。 Neosynchiropus ijimai Jordan et Thompson, 全長10cmほどの小型種。 赤の地に白、青、褐色などの小さな斑点が散りばめられた派手な体色をしている。 東北地方太平洋岸を除く北海道南部から本州、四国、九州北部に分布し、浅い海の岩礁と砂底が混じったような環境に生息する。 ocellatus Pallas, 全長8cmほどの小型種。 ヤマドリに似るが体に5本の横しま模様があること、オスの第一背びれに4個の目玉模様があることなどで区別する。 インド洋と西太平洋の熱帯域に分布する。 日本では本州南部の太平洋側以南で見られ、ヤマドリより南方系である。 ニシキテグリ Pterosynchiropus splendidus Herre, 全長7cmほどの小型種。 目が大きくて体の断面も平たくない。 緑色の地に青い曲線の模様が入った派手な体色をしており、およそコチの仲間に見えない外見をしている。 西太平洋の熱帯域に分布し、のサンゴの枝の間に生息する。 として Synchiropus splendidus がある。 Draconetta xenica Jordan et Fowler, 全長10cmほど。 体は赤橙色で目が大きい。 インド洋と以西の西太平洋に分布し、やや深い砂泥底に生息する。 釣り方 [ ] 餌をにつけ、は背に刺しておく。 テンヤがそこに着いたらミチイトのフケを取り除き、で1程しゃくりあげ、1、2秒待ってから底を引きずらないうちにまたしゃくりあげる。 初秋のゴチ釣りはテンヤ仕掛けが多く、狙い場は砂泥底に根があるようなところ、砂泥地の小砂利地帯などである。 夜が明けて明るくなり始めた時から日の出までの時間と、暗くなり始めてから完全に暗くなるまでの時間や、曇空の日が狙い時である。 脚注 [ ].

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高級魚【こち】が一番美味しい旬はいつ?高栄養価で夏バテに効く!

こち た し

こちは一般的にイメージする縦長の魚とは違い、横長の姿が特徴の魚だ。 頭が大きく、尾に向けて細くなっている。 腹を海底につけて生息しており、エビや貝、小魚を食べる。 ちなみにこちは雄性先熟の魚で、2年で40cmを超えた頃に雄から雌へと性転換する特徴を持つ。 こちは漢字では、「鯒」と表される。 外敵に襲われると飛び跳ねるようにして逃げる様子が、まるで踊っているようであることから付けられた。 さらに「牛尾魚」とも表される。 これは、牛のしっぽのような姿形をしていることに由来する。 こちの白身は透明感があり、あっさりとした味が特徴だ。 薄造りはフグの刺身に匹敵する美味しさで、「テッサナミ」と呼ばれ高級料理に位置付けられている。 30~40cmほどの大きさの丸々と太ったものが、良質で味がよい。 白身で淡泊な味が特徴のこち。 美味しいだけでなく、たくさんの栄養が含まれている。 マゴチ1尾(可食部113g)で見ていくと、タンパク質を25g含み、113kcalの高タンパク低カロリーの食材だ。 ほかにはビタミンB12やB6、ナイアシンなどのビタミンを多く含んでいる。 ビタミンB12には、赤血球中のヘモグロビンの生成を助ける働きがある。 貧血気味の人は、積極的に摂取したいビタミンだ。 ビタミンB6は、タンパク質の代謝を助けたり皮膚の状態をよくしたりする働きを持つ。 ナイアシンにも皮膚トラブルを改善する働きが期待されている。 ミネラル分では、カリウムを多く含んでいる。 カリウムには余分な塩分を体外へ排出する働きがあり、血圧を安定させるのを助けてくれる。 このようにこちは、栄養面でもおすすめの魚である。 夏に旬を迎えるが、高タンパク低カロリーであり、低脂肪・低コレステロールという栄養の特徴を持つため、夏バテ予防にもよい食材とされている。

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