11月24日(日)、 全統センター試験プレテストを実施しました。 全統模試(河合塾主催の模試)には、センター試験を想定した全統マーク模試(全3回)・全統センター試験プレテストと、大学の個別試験(国公立二次試験・私大入試)を想定した全統記述模試(全3回)があります。 全統センター試験プレテストは、受験生が本番前に受ける最後の模試ということになります。 来年1月18・19日(土・日)に実施されるセンター試験の出題や難易度を完全予想した模試で、富山予備校生の目も真剣そのもの。 成績表は12月中旬頃に返却予定です。 さて、大学入試センター試験は、来年1月に実施される試験が最後となり、2021年からは 大学入学共通テストが導入されます。 共通テストでは、数学や国語での記述式の導入や、英語の出題形式・配点の変更、マーク式問題の見直しなど、センター試験から変更点がいくつかあります。 全統模試も、予想される共通テストの出題形式に合わせて、内容のリニューアルや名称の変更が行われる予定です。 つまり、全統センター試験プレテストは、今年度の受験生にとって本番前最後の模試であったとともに、新制度移行前、最後のセンター試験プレテストということになりました。 *記事の内容は、2019年11月25日時点での情報です。 記載の入試変更点については、今後変更される可能性もございますので、必ず大学入試センター試験ホームページにてご確認ください。
次のBRIDGE• 積みあがる精選• 入試準備• 共通テスト対策【実力完成】• 進研WINSTEP• 基礎からの総合トレーニング(ソウトレ)• Weekend Power• 共通テスト対策【実力養成】シリーズ• 教科書完成• オーダーシステム(1学期復習用問題集)• 声に出す英語総合演習• 個別試験対策シリーズ• 未来につながる英作文• 方程式と不等式• 意味順• 入試につながる国語• Think and Quest(探究型教材)• ベーシックパワトレ(BPT)•
次のこれまで行われていた大学入試センター試験が廃止され、それに代わって2020年度 2021年1月 からスタートするのが大学入学共通テストです。 2018年4月時点の高校1年生 2021年3月の卒業生 から大学入学共通テストを受けることになります。 大学入試センター試験と同様、大学入学希望者を対象に1月中旬の2日間で行われ、国公立大学を志望する場合は原則受験することになります。 また、私立大学ではセンター試験利用入試のように、大学入学共通テストを入試に利用するところもあります。 高校生の皆さんが社会の第一線で活躍するころには、グローバル化やAIの活用がさらに進むことが予想され、現在とは社会が大きく変わっているでしょう。 ITの発達によって、新しい職業が登場したり、これまで人が行っていた仕事がロボットに代わったりと、仕事のあり方が大きく変わっている可能性もあると言われるほどです。 そうした変化の激しい社会の中で活躍するためには、知識をもっているだけでなく、自分から課題をみつけ、まわりと協力して解決する力が必要になります。 そこで、高校教育や大学教育、さらに高校と大学をつなぐ大学入試の改革が行われることになったのです。 大学入学共通テストの導入は、大学入試改革の一つ。 この改革によって、これまで大学入試で主に求められていた「知識・技能」に加え、「思考力・判断力・表現力」をさらに重視し、「多様な人々と協働して主体的に学ぶ力」を評価する内容に変わっていきます。 その傾向を見ると、多くの教科で長い文章を読み取ったり、図表・グラフ・写真・絵・資料から必要な情報を探して答えを導いたりと、情報を多面的・多角的な視点で解釈する力や、もっている知識を活用しながら仮説を立てて考える力が問われています。 さらに、大学入学後の学びも意識され、講義の内容を的確に聞き取る力、教師や仲間と意見を交わしながら協力して答えをみつける力も求められています。 読み取った情報を自分なりに整理して自分の意見として表現すること、身につけた知識を活用して問題を解決することを、日頃から意識して学ぶことが大切になるでしょう。 アクティブラーニングを取り入れた授業が増えてきているように、受け身ではなく、自分から考えて判断したり、表現したりすることが大学入試でも重要視されるんだ。 大学入学共通テストがどんな内容なのかますます気になるところ! もっと具体的な内容を見ていこう。 大学入学共通テストの出題教科・科目は? 【出題教科・科目】6教科30科目 大学入学共通テストではマークシートの解答形式にも変化があります。 大学入試センター試験では、「選択肢の中から1つ選べ」という問いが基本でしたが、試行調査 プレテスト では「当てはまる選択肢をすべて選べ」「選択肢の中に該当するものがない場合は0を選べ」「選択肢は2回以上使ってもかまわない」など、これまでとは違う形で出題されています。 これまでのように選択肢の中に必ず一つの正解があるとは限らず、選択肢の一つひとつに対して正しいかどうかを判断して解答する必要があります。 世の中に多様な考え方が生まれて「必ずしも答えは一つではない」という場面が多くなり、そうした社会に対応できるよう、より思考力・判断力が問われる内容になっていると言えます。 【変更点3】英語は「読む」「聞く」に加え、「話す」「書く」力も評価の対象に 試験形態が大きく変わるのが英語です。 グローバル化が進む社会に対応できるよう、英語でのコミュニケーション力を重視する観点から、これまでの「読む」「聞く」に加えて、「話す」「書く」の4技能を評価する試験内容に変わります。 ただ、大学入試センター試験のように大勢の受験生に対して一斉に「話す」「書く」の試験を行うことが難しいため、英語に関しては、英検やTOEFL R テストなど国が認定した民間の資格・検定試験を活用することになりました。 2020年度から2023年度までの4年間は大学入学共通テストでも英語の試験が実施され、民間の資格・検定試験と併用されるそう。 それぞれ大学によって入試への利用方法に違いがあるので、注意が必要だ。 まだ利用方法の公表がない大学もあるので、志望校の最新情報をチェックしよう。 また、リスニングでは、聞き取った内容から文法を問う問題もありました。 さらに、アメリカ英語以外の読み上げがあったのも特徴です。 今後はイギリス英語やアジア圏の人が読み上げる英語を聞き取る力も問われていくでしょう。 大学入試センター試験ではリスニングより筆記 リーディング の配点が大きかったのですが、試行調査 プレテスト では筆記 リーディング とリスニングの配点を均等として実施されました。 「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能をバランスよく把握することが求められており、2020年度以降は4技能の配点がほぼ同じになり、バランスよく英語の力が問われるようになっていくのではないでしょうか。 また、高校での探究活動など学習の過程を意識した場面設定の問題が出題されているのも大きな特徴ですね。 全体の傾向として状況説明文や図・資料など問題を解くための情報量が増えたので、問題冊子のページ数が増えています。 複数の文や図・資料を読み、必要な情報をすばやく見抜いて解答する情報処理力のほか、理系・文系問わず、文章の読解力や図表を読み解く力をつけることが求められていると言えます。 さっそく、2018年に行われた試行調査 プレテスト の中から、特徴的な問題を実際に見てみよう。 大学入試センター試験では、すべての問題で読み上げが2回ありましたが、試行調査 プレテスト では、2回読み上げと1回読み上げが混在する方式で実施されました。 実際の講義を想定しているためか、この問題の読み上げは1回だけでした。 読み上げられる英文自体はそれほど難解な内容ではありませんが、聞き取った内容の要点をまとめたり、図表から読み取れる情報と組み合わせて判断したりするなど、実践的な力が必要になります」 大学入試改革における大学入学共通テスト以外の変更点は? これまでのように、知識や技能が大切というベースは変わらないので、あわてる必要はありません。 問題の切り口が変わり、身につけた知識や技能をもとに考えを深める過程が問われるようになったのです。 そういう面では、これまで以上に知識や技能を身につけることが大切だとも言えます。 今までのように、教科書の内容をしっかり理解することが一つの対策になります。 たとえば、国語では教科書に載っているさまざまな文章を読んでみることや、1つの文章を読み込み、内容を正しく読み取ることをこれまで以上にしっかりやっていくといいでしょう。 数学では、くじ引きやコンピュータの表計算ソフトなど、日常の中で数学が生かせるシーンを意識して生活してみるといいですね。 英語では、英文にざっと目を通して何が書いてあるかをつかむ力が必要です。 文章だけでなく、料理のレシピや図など、世の中のあらゆる英語に触れておきましょう。 事実を整理して考える癖をつけること、自分が言いたいことを表現することを普段から心がけてみてください。 もっている知識を使って考えたり、自分の意見をわかりやすくまとめたり、日頃からの積み重ねがいっそう大事になりそう! まずは大学で何を学びたいのか、どんな力をつけたいのかを自分の中でしっかり見据えて日々の勉強に臨むと、モチベーションも維持できるはず。 大学入学共通テストの試験日や時間など新しい情報が今後発表されていくので、随時、最新情報をチェックしていこう。
次の