顕微鏡 的 血尿。 『血尿』|東邦大学医療センター大森病院 臨床検査部

尿潜血、顕微鏡的血尿、血尿の精査

顕微鏡 的 血尿

先日、昨年末より3日に1回のペースで、 >> という方が受診されました。 まず、診察の後に腹部超音波を施行した際に、 右腎結石が2個。 また、左の腎盂の拡張が認められました。 膀胱内はしっかりと尿が貯まっている条件下で 確認しましたが、腫瘍や結石を認めませんでした。 尿検査上も顕微鏡レベルでの赤血球数が 毎視野に多数認められておりました。 腹部レントゲンも施行したところ、 超音波で認められた右腎結石以外に、 左尿管結石も認められており、 超音波で認められた左腎盂拡張は 左尿管結石によるものと判明しました。 ここまでの所見で、大方尿路結石による 肉眼的血尿でほぼ決まりかなというところですが、やはり 顕微鏡的血尿とは異なる扱いをしなければならず、 万が一膀胱内の小さな腫瘍性病変を見逃していたりする 可能性がゼロではない。 ということを患者さんにお伝えし、 快く承諾されたため、内視鏡で、膀胱内を 観察することとなりました。 ここで患者さんに承諾が得られなければ、 検査は行われていませんでした!! 現在の膀胱内視鏡はかつての硬性鏡とは異なり、 胃カメラや大腸カメラと同じで 、あまり怖いものと 身構えずに行えるようになりました。 話は戻りますが、結局内視鏡を行った結果、 先ほどの患者さんの膀胱内には小さな 早期の膀胱がんが2か所に発見されました。 エコー所見をうのみにせず、しっかり内視鏡検査 を行ってよかった!見逃さずに見つけられてよかった! と患者さんともども肝を冷やすと同時に、 安堵の気持ちにさせられました。 すぐに近隣の施設に紹介し、膀胱がんの内視鏡手術 を優先に、その後、尿路結石に対する破砕術も 行ってもらうこととなりました。 健診での顕微鏡的血尿の精査で訪れる方、 肉眼的血尿で自ら訪れる方、血尿には色々 な情報を与えてくれるきっかけとなる症状です。 特に症状のない無症候性肉眼的血尿にはご用心を!! 投稿者: すがわら泌尿器科内科.

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尿潜血が陽性といわれた.血尿がでた

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「顕微鏡的多発血管炎」とはどのような病気ですか 顕微鏡的多発血管炎は、腎臓、肺、皮膚、神経などの臓器に分布する小型血管(顕微鏡で観察できる太さの細小動・静脈や毛細血管)の血管壁に をおこし、出血したり血栓を形成したりするために、臓器・組織に血流障害や がおこり臓器機能が損なわれる病気です。 とくに、腎臓の糸球体と呼ばれる毛細血管および肺の を取り囲む毛細血管の壊死をともなう炎症が特徴的です。 この病気の患者さんはどのくらいいるのですか 全国の年間発生数は約1,400人と推定されています。 欧米に比べて我が国に多い です。 難病の申請をされている方は、9,120人(平成28年度医療受給者証保持者数)です。 この病気はどのような人に多いのですか 50~60歳以上の高齢者に多く発症します。 難治性血管炎に関する調査研究班のデータベースでは、発症時の平均年齢女性は71歳でした。 女性にやや多いと言われています。 この病気の原因はわかっているのですか 原因はいまだに不明です。 しかし、好中球の細胞質に含まれる タンパク質であるミエロペルオキダーゼ(MPO)に対する (抗好中球細胞質抗体;ANCA)が高率に検出されることから、他の膠原病と同様に自己免疫異常が背景に存在すると考えられております。 また、好中球が細菌などの外敵と戦うときに使用する好中球細胞外トラップ(NETs)と呼ばれる仕組みが、この病気の発症にかかわることも分かってきました。 この病気は遺伝するのですか 遺伝性の病気ではありませんが、病気の罹りやすさに影響する遺伝子多型が複数見つかっています。 この病気ではどのような症状がおきますか 発熱、 、体重減少などの全身症状とともに、腎糸球体や肺胞の小型血管の障害による症状や検査異常がよくみられます。 腎臓の障害により血尿、尿検査異常(尿潜血反応陽性、蛋白尿、赤血球円柱など)、腎機能低下がおこり、肺の障害により肺胞出血や間質性肺炎(胸部レントゲン検査やCT検査でみつかります)がおこり、喀血、血痰、空咳、息切れの症状がみられます。 また、関節痛、筋痛、皮疹(紫斑、皮下出血、皮膚潰瘍など)、 症状(手足のしびれや筋力低下)などもみられます。 全身症状にともない腎臓や肺の障害が短期間に進行する場合が多いのですが、ときに尿検査での血尿の持続や肺線維症などが慢性に経過し、他の症状を伴わない場合もあります。 血液検査で (C 蛋白)や抗好中球細胞質抗体(ANCA) が陽性になることが多く、特にANCAを測定すれば早期発見につながります。 この病気にはどのような治療法がありますか 治療の目標は、副腎皮質ステロイド(ステロイド)や免疫抑制薬を用いて、血管の炎症を完全に消失させて( 導入治療)、その状態を維持する(寛解維持治療)ことです。 寛解導入治療では、中等量から高用量のステロイドと免疫抑制薬のシクロホスファミド(エンドキサン)を併用します。 発症年齢が比較的高齢なため、さまざまな合併症を伴う場合も多く、身体の状態に合わせて、治療の強さを調節します。 診断後速やかに治療が開始されれば約3~6か月で寛解に至ることが期待できます。 重症な腎障害を合併する場合などには 交換も追加されます。 このような治療に抵抗性の場合、あるいは、副作用などでこのような治療が難しい場合には、リンパ球の表面にある特殊なたんぱく質(CD20)を標的とする抗CD20抗体(リツキシマブ(リツキサン))をステロイドと併用して寛解導入を目指す場合があります。 このほか、メトトレキサート、ミコフェノール酸モフェチル(ともに 外)を使用する例もあります。 治療により感染症がおこりやすくなりますので、治療を成功させるためには感染症の予防・早期診断・早期治療が特に大切です。 この病気はどういう経過をたどるのですか 治療が行われないと生命に危険がおよぶ病気です。 出来るだけ早い時期に診断し、病気の初期にしっかりと治療すれば、8割以上の患者さんの血管炎症状は治まります(寛解)。 しかし、治療が遅れたり、治療の反応が良くなかったりすると、寛解導入までに時間がかかり、臓器の機能障害が残ってしまいます。 広範な肺胞出血を起こすと、一時的に人工呼吸器を必要とする場合もあります。 腎不全になった場合には が必要になります。 末梢神経炎に伴うしびれや痛みは、しばしば残存します。 また、病気は することがありますので、定期的に専門医の診察を受け、きちんとお薬を継続して下さい。 この病気は日常生活でどのような注意が必要ですか 感染症に対する注意が最も重要です。 帰宅時には、手洗い・うがいを欠かさずに実行してください。 インフルエンザワクチン、肺炎球菌ワクチンの接種も可能な限り受けましょう。 規則正しい生活と食事を維持してください。 ステロイドによる生活習慣病を防ぐためには、体重管理が重要です。 ステロイド内服中は、定期的に緑内障・白内障を含む目のチェックを受けてください。 骨密度も年に1度は測定してもらいましょう。 この病気に関する資料・関連リンク ANCA関連血管炎の診療ガイドライン2017 ANCA関連血管炎. com 抗好中球細胞質抗体関連血管炎に対するリツキシマブ療法に関するステートメント.

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顕微鏡的多発血管炎(指定難病43)

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【尿潜血陽性とは】 この記事の読者は健康診断で尿潜血陽性という結果が出た方が多いと思います。 尿潜血陽性とは、尿に血液の成分が混じっている状態であり、私達の肉眼で見ても明らかに赤くなっていない場合も血尿と呼びます。 これを顕微鏡的血尿(けんびきょうてきけつにょう)と言います。 逆に、肉眼でみて明らかに赤くなっているような場合は肉眼的血尿と言います。 今回は顕微鏡的血尿について触れたいと思います。 肉眼的血尿に関しては別記事をご参照ください。 【顕微鏡的血尿の原因】 顕微鏡的血尿も蛋白尿と同様に腎臓のSOSの可能性があります。 また腎臓だけではなく、尿の通り道である尿路のSOSである可能性があります。 具体的には、症状に出ていない糸球体疾患、尿路上皮癌、腎癌、前立腺癌などの可能性があります。 【顕微鏡的血尿の診療・検査】 まず問診を行います。 年齢、タバコを吸っているか、結石など泌尿器科疾患の既往があるのか、風邪をひいた後に尿が赤くなったことがあるか、家族に同様の異常を指摘された方がいるのかなどを聴取します。 検査としては詳しい採尿検査を行います。 結果をみて、蛋白尿を伴っていたり、尿に混じっている赤血球という血の成分の形をみて判断します。 加えて採血、画像検査を行います。 (女性は生理を外しましょう。 ) 実は血尿の診療は、腎臓内科で行う方が望ましい場合と泌尿器科で行う方が望ましい場合があります。 腎臓内科的な診療を行う際は、腎生検という専門的な検査を行う必要がある場合もありますのでその際は大規模な施設に紹介することとなります。 泌尿器科での専門的な診療が望ましい場合に関しても紹介する方針としております。 顕微鏡的血尿は腎臓のSOSである可能性があり当院としては、早期発見、早期治療に結び付けることが大切であり分からない事がございましたら当院にご相談頂けると幸いです。 森維久郎(もりいくろう) 三重大学医学部卒、腎臓内科医。 高血圧、糖尿病を中心とした慢性腎臓病、予防医療に従事。 日常診療を行いながら、腎臓内科. comという腎臓病関連の情報発信サイトを運営する。 腎臓内科. 尿蛋白、尿潜血、腎機能障害から腎疾患の早期発見、早期治療を心がけて診療してます。 社会人でも受診できるように土曜、日曜にお茶ノ水内科で診療しております。 この記事は腎臓内科医の森医師に書いていただきました。 初期の腎臓病はほとんどの場合無症状で、尿検査異常にサインが出ます。 検診異常を指摘されている場合は放置しないで腎臓内科医まで相談しましょう。 森医師の外来スケジュールは外来担当医のページにてご覧ください。

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