多古 中央 病院。 救急医療機関一覧/千葉県

多古中央病院から

多古 中央 病院

地域医療のやりがいと 働きやすさを兼ね備えた環境で 内科医としてのキャリアを築く。 国保多古中央病院 内科 中島 賢一氏(48歳) 千葉県出身 1991年 聖マリアンナ医科大学卒業、千葉大学第一内科(現・消化器・腎臓内科学)入局 1992年 千葉県立東金病院入職 1995年 千葉大学大学院入学、同大学医学部附属病院入職 1997年 国保多古中央病院入職 1998年 千葉大学医学部附属病院入職 1999年 国保多古中央病院入職 成田空港の東約10㎞に位置する国保多古中央病院。 豊かな自然に囲まれた多古町で、地域の中核病院として頼られてきた。 予防医療から診断、治療、そして高齢者の訪問診療にいたるまで対応している。 まさに地域医療の最前線だ。 中島賢一氏は、もともと消化器内科が専門だが、同院に入職して15年。 医師として診療の幅が広がっていることを楽しんでいる。 リクルートドクターズキャリア12月号掲載 BEFORE 転職前 科ごとのセクショナリズムがなく、 誰かが困っていれば自発的に助け合う風土の病院 専門性+全身を診る能力を身につけられる 特定の専門性を持ちつつも、さまざまな疾患を診られる医師。 高齢化社会が求める医師像の一つだ。 国保多古中央病院内科の中島賢一氏は、同院に入職して、社会の要請にあった医療を提供し続けている。 幅広い診療ができるうえ、働きやすく、十分なやりがいもある環境だ。 もともと実父が開業医で、親族にも医師の多い家系で育った。 自然と医師を志し、1991年に聖マリアンナ医科大学を卒業。 その後、千葉大学の医局に所属し、消化器内科医として技術を身につけた。 なかでも内視鏡が専門で、診断や治療の腕を磨いてきた。 一方で、全身を診るスキルも養われていった。 始まりは、医局人事で千葉県立東金病院に派遣されたことだった。 「東金病院には、消化器内科の専門として派遣されていましたが、脳梗塞や心不全などの患者を診る機会も多かったのです。 当時から、全身疾患を診ることのおもしろさを感じていました。 医局の中で人気の高い派遣先は消化器専門病院でしたが、専門性を極めることとは別の魅力がありました」 学閥がなく、院内外の人間関係が温かい それがキャリアに結びつくのは、97年、大学院在学中に、1年間だけ国保多古中央病院に派遣されたことがきっかけだった。 「ここは自治医科大学出身の医師が多く、プライマリケアの基本を学ぶことができました。 高齢の患者が多く、幅広く病気を診させていただきました。 これから到来する超高齢化社会を先取りしたような環境で、学びになりました」 働きやすさも群を抜いていた。 診療科ごとの垣根が低く、「うちは外科だから」「これは内科だから」といったセクショナリズムをまったく感じさせなかったという。 「もしも外科が困っていれば、内科がヘルプに入るのは当たり前でした。 救急の患者が搬送されて内科医が中心になって診ている時に、小児科医や外科医が助けることもしょっちゅうです。 それも、ルールとして決まっているわけではなく、それぞれの医師が自発的に動いています」 また、学閥のない風土も気に入った。 自治医科大学の医師の割合が多いものの、ほかはさまざまな大学の出身者が集まっていた。 「私は地元の千葉大からの派遣でしたし、今は筑波や鹿児島から来た医師もいます。 大学も出身地もまったく関係がありません」 過去に経験した病院の中でもっとも働きやすかった さらに特筆すべきは、病院内外の人間関係が良好なことだ。 病院職員はもちろん、町の福祉担当者ともスムーズに連携している。 「看護師やコメディカルをはじめ、事務スタッフや清掃の担当者にいたるまで、一様に仕事熱心で、和やかな人柄です。 多古町の福祉担当者も非常にフットワークが軽く、電話1本ですぐに患者の元へ出向いてくれます」 国保多古中央病院は、成田空港の東約10㎞に位置する。 周囲を緑に囲まれ、近くに畑や田んぼのある立地だ。 中島氏にとっては、これもよかった。 「実家は千葉市で、父親の経営する診療所は茨城県の神栖市にあるので、ちょうど中間でした。 また、夏はカエルが鳴き、秋にはキンモクセイが香る。 その自然のぬくもりも気に入りました」 約40分圏内に高度な機能を持つ病院が複数あるため、患者を紹介するには困らない。 また、いわゆるへき地ではないため、学会や研究会への参加なども、さほど大変ではない。 「都会が恋しくなった時には、1時間30分ほど車を走らせれば東京まで行けます」 98年に大学院を修了するにあたって、中島氏は改めて自身のキャリアを振り返った。 「医局在籍時には、病院の規模を問わず、個人病院、公立病院も含めて30近くの医療機関でアルバイトをしてきました。 それぞれにカラーがあるなかでも、やはり国保多古中央病院は圧倒的に働きやすい環境でした」 地域医療の魅力、院内の働きやすさの両方を兼ね備えた環境を、医師として歩む道に定めたのだ。 AFTER 転職後 地域で協力しながら、 小さな病変を見逃さない体制をとっている 高齢者の生活背景まで見据えた医療を実践 中島氏の1日は、朝8時過ぎの出勤から始まる。 外来や病棟管理を行い、合間を縫って家庭医療後期研修のプログラム作りなどを行う。 基本的に、日中の勤務時間内に仕事が終わるようになっており、終業時刻が夜7時を回ることはほとんどない。 また、以前から訪問診療も行っている。 病院全体で40件前後の在宅療養患者を診ており、医師が数件ずつ持ち回りで訪問している。 小児や障害者の診療もあるが、メーンはやはり高齢者だ。 「高齢者は、複雑な生活背景を持っていることがあるため、病気だけではなく、日々の暮らしも含めて包括的に診ることが大切です。 プライベートな部分まで入り込み、色々な角度から光を当てて患者の全体像を理解したうえで治療方針を決めます。 そうすることで患者本人や、家族の負担が軽くなり、生活の質がよくなっていくことに生きがいを感じますね」 高齢者医療というと、慢性疾患の管理のイメージが強いかも知れないが、一般急性期としてのやりがいも十分だ。 「私は消化器が専門ですが、脳梗塞や心筋梗塞、心不全、腎不全など救急疾患に対応することも少なくありません。 また、稀な疾患にも遭遇し対処できた経験もありました。 大病院で検査をしても異常がないと言われた患者が、息苦しさを主訴に当院を受診されました。 検査をした結果やはり異常があり、近隣の呼吸器内科医に紹介すると、慢性の肺動脈血栓症の疑いがありました。 のちに大学病院に紹介されてその通りの診断がついたことがありました。 地域の医療機関と協力しながら、稀な疾病を見逃さない体制を取っています」 地域の健康を守るために、病院全体として予防医療にも力を入れている。 特定健診や胃がん検診、企業健診などの保健事業を行っており、疾病の早期発見や生活習慣病の指導を行う。 ほかにも、地元の老人会での講演や、町の広報紙でも、健康情報を発信している。 「当院で仕事をしていると、予防医療から診断、治療、さらには今問題になっている高齢者福祉まで幅広く経験でき、非常に勉強になります。 ほかの地域の医師から相談を受けても、実践的なアドバイスができます」 長い間に培われてきた「お互いに助け合う風土」 現在、内科医は4人。 非常勤の当直医の協力を得ながら、それほど無理のない体制を保っている。 ただ、かつて内科医が2人まで減ったことがあった。 医師不足が社会問題化した2006年頃のことである。 当直回数や週末のオンコールが増え、困窮していたが、地域が一丸となって乗り越えた。 「院長先生も含めて相談し、診療を少し縮小しました。 地域住民にもご配慮いただき、過度な受診を控えてもらいました。 かねてから病院全体に協力し合う風土があったことが大きいと思います」 働きやすい病院の風土は、一朝一夕にできるものではない。 中島氏は、趣味の車に例えて説明する。 その理由を探るために、ある自動車メーカーがA車を一度解体し、タイヤやシートを自社の車に移植してみたそうです。 しかし、A車に似てはいるものの、やはり違う。 すべての部品が集合してこそA車なのです。 きっと病院も同じようなところがあり、医師や看護師、看護助手、事務スタッフなど、あらゆる職種が集って病院という構造体になっています。 何年もの間、全職員が協力し合ってきたからこそ、今の働きやすさがあるのだと思います」 病院が持つ雰囲気は、医師のQOLを大きく左右する。 毎日気分よく働けるか?は、勤務先選びの重要なファクターと言えそうだ。 WELCOME 院内外の人間関係が温かい病院 医師が医学を志した時の思いを遂げられる 国保多古中央病院の魅力は、なんといっても院内外の温かい人間関係だ。 院長の藤崎安明氏は、前出の中島氏の印象をこう語る。 「高齢者に対して丁寧に接し、きちんと話を聞いているので、患者や家族の信頼が厚いようです。 また、私は外科医ですが、中島先生には内科の相談に乗ってもらうことも多く、心強い存在です」 同院で求める医師像は、スペシャリストよりジェネラリストだ。 幅広い診療を望む医師にとって、やりがいが大きい。 「小児科から内科、外科、整形外科、そして高齢者を対象としたリハビリや訪問診療も行っています。 人間が生まれてから亡くなるまでのすべてを診られる環境です。 多くの医師が、最初に医学を志した時の思いを遂げられる病院といっても過言ではありません」 開業を視野に入れている医師にも向いている 全人的な医療を実践できるため、開業を視野に入れている医師にも向いている。 「実際、当院で何年か経験を積んで開業した医師は少なくありません。 診療科間の垣根が低く、他科の医師にも気軽に相談できますから、開業に必要なスキルは十分に身につくでしょう」 職員同士の懇親も盛んで、休日にはゴルフや釣り。 勤務が終わった後に楽しく食事に行くことも多い。 最近は、近所に町立のこども園ができ、子育て中の医師も安心である。 また、多古町出身の藤崎氏によると、この辺りは穏やかな住民が多い地域柄で、患者トラブルが少ないそうだ。 「住民達はみんな、病院を存続させようと思ってくれています。 それも、医師の働きやすさの一つですね」 藤崎氏は、転職を検討している医師に向けてこうアドバイスする。 「なぜ転職を考えたか。 その理由が、人間関係や病院の雰囲気への違和感だったなら、きっと当院で楽しく働けることでしょう」 国保多古中央病院は、国際空港で知られる成田市の東に隣接する多古町の町立病院だ。 1951年(昭和26年)の設立時より、地域の中核的医療機関として、住民の健康を支えてきた。 最近では、特定健診やがん検診等の保健事業の拡充、訪問看護や居宅介護支援事業、訪問リハビリ、通所リハビリなど介護保険関連サービスの提供にも力を入れている。 医療・保健・福祉が連携して、包括的な地域医療を実践している。 「地域のために、地域と共に」をモットーに、よりよい地域医療の充実を目指している。 院内の雰囲気は明るく、職員同士の隔たりがない。 研修会や各種スポーツ・文化のクラブ活動が盛んで、職員同士の交流を深める機会も多い。 正式名称 国保多古中央病院 所在地 千葉県香取郡多古町多古388-1 設立年月日 1951年8月1日 診療科目 内科、小児科、外科、整形外科、 皮膚科、泌尿器科、放射線科、リハビリテーション科 病床数 166床(一般110床、療養56床) 常勤医師数 9名 非常勤医師数 15名 外来患者数 189人(1日平均) 入院患者数 111人(1日平均)(2014年9月時点) 実録・私のキャリアチェンジ一覧 医師の方々が、どんな想いを胸に転職に踏み切ったのか、転職前後の状況をお聞きしました。 総合大雄会病院【消化器内科】深見 正高氏 33歳• メディカルトピア草加病院【消化器内科】吉田 智彦氏 40歳• 平塚市民病院【内科】片山 順平氏 39歳• 新松戸中央総合病院【外科】竹内 瑞葵氏 30歳• 新生病院【緩和ケア内科・外科】森廣雅人氏 49歳• 郡山青藍病院【形成外科】中山毅一郎氏 44歳• 府中刑務所医務部/法務省矯正局(併任)【外科】岩田 要氏 44歳• 上越地域医療センター病院【総合診療科】岩崎 登氏 40歳• 横浜甦生病院【内科】建部 雄氏氏 48歳• 厚生労働省【医療専門職】井手一彦氏 42歳• ホスピタル坂東【精神科】久永明人氏 53歳• 平和台病院【リハビリテーション科】五十嵐康美氏 64歳• 岡波総合病院【内科】今井 元氏 40歳• 外務省診療所【精神科】鈴木 満氏 63歳• シーサイド病院【内科】嘉数 徹氏 65歳• 京都拘置所 医務課診療所【内科】落合哲治氏 47歳• 新生病院【脳神経外科】鳥海勇人氏 52歳• 白岡中央総合病院【救急科】篠原克浩氏 51歳• 総合大雄会病院【救命救急】竹村元太氏 34歳• 共立蒲原総合病院【婦人科】伊吹 友二氏 53歳• つばさ総合診療所【内科】八木啓一氏 64歳• 共立病院【内科】重成憲爾氏 42歳• 松山西病院【内科】藤岡英樹氏 53歳• 大阪医療刑務所【外科】加藤保之氏 66歳• 羽生総合病院【心臓血管外科】平野智康氏 47歳• 大宮在宅クリニック【内科】清水章弘氏 32歳• 国立駿河療養所【皮膚科】四津里英氏 38歳• ハートランドしぎさん【精神科】山下圭一氏 33歳• 函館五稜郭病院【集中治療センター(救急担当兼務)】小林 慎氏 58歳• 上越地域医療センター病院【リハビリテーション科・緩和ケア科】渡辺俊雄氏 57歳• 三鷹あゆみクリニック【内科】山根秀章氏 36歳• 福岡輝栄会病院【消化器内科】鍋山健太郎氏 48歳• 鶴巻温泉病院【内科】蓮江健一郎氏 46歳• 網走刑務所 医務課診療所【内科】大松広伸氏 54歳• NTT東日本 伊豆病院【精神科】藤山 航氏 46歳• 館林厚生病院【脳神経外科】高橋 潔氏 59歳• 新小岩駅前総合クリニック【一般内科】設楽久美氏 39歳• 埼玉医科大学国際医療センター【乳腺腫瘍科・形成外科】廣川詠子氏 34歳• 北部地区医師会病院【消化器内科】川又久永氏 51歳• 宇和島徳洲会病院【循環器内科】池田佳広氏 42歳• 我孫子聖仁会病院【整形外科】石山典幸氏 45歳• 公益財団法人がん研究会 がん研有明病院【健診センター検診部】山田由美氏 36歳• オーク住吉産婦人科【産科・婦人科】苅田正子氏 41歳• 玄々堂君津病院【消化器外科】久保田将氏 39歳• 山容病院【精神科】渋谷直史氏 34歳• 塩田記念病院【整形外科】石井薫氏 58歳• 池上総合病院【外科】飛田浩輔氏 55歳• 共立蒲原総合病院【内科医長】横山ともみ氏 36歳• 白岡中央総合病院【外科部長】森田大作氏 47歳• 健和会病院【内科】大槻朋子氏 41歳• 角谷整形外科病院【整形外科】原田誠氏 34歳• 久喜総合病院【形成外科医長】信太薫氏 38歳• 佐々総合病院【外科医長】鈴木隆文氏 54歳• 新生病院【整形外科医長】酒井典子氏 41歳• 羽生総合病院【循環器科医長】鈴木 健司氏 44歳• 公益財団法人がん研究会がん研有明病院【乳腺外科】片岡明美氏 45歳• 総泉病院【内科】内田潤氏 62歳• 鶴巻温泉病院緩和ケア診療部部長【緩和ケア診療部】奥津輝男氏 45歳• 国際親善総合病院【呼吸器内科】中田裕介氏 42歳• 横浜旭中央総合病院【消化器外科】筋師健氏 34歳• 富士重工業健康保険組合 太田記念病院【消化器内科】大竹陽介氏 43歳• 医療法人社団永生会 南多摩病院【救急科・循環器科部長】関裕氏 44歳• 医療法人 浅田レディースクリニック【婦人科】近藤麻奈美氏 33歳• 医療法人松藤会入江病院【糖尿病内科】清水匡氏 43歳• 国保多古中央病院【内科】中島賢一氏 48歳• 公益財団法人がん研究会 がん研有明病院【乳腺外科】坂井威彦氏 40歳• 医療法人三愛会 三愛会総合病院【眼科】伊藤正臣氏 40歳• 医療法人社団東山会 調布東山病院【糖尿病・内分泌内科】熊谷真義氏 36歳• 医療法人社団めぐみ会田村クリニック【血液内科】安川清貴氏 44歳• IMS イムス グループ医療法人財団明理会行徳総合病院【腎臓内科】青山 雅則氏 39歳• 医療法人徳洲会東京西徳洲会病院【療養病棟】瀧宮顕彦氏 56歳• 医療法人福寿会メディカルトピア草加病院【婦人科】小堀宏之氏 43歳• パナソニック健康保険組合松下記念病院【呼吸器外科】和泉宏幸氏 43歳• 医療法人社団八心会上田医院【在宅診療科】佐藤拓道氏 46歳• 医療法人社団永生会永生病院【リハビリテーション科】野本達哉氏 44歳• 特定医療法人寿栄会 有馬高原病院【精神科】畑中薫氏 70歳• 医療法人茨城愛心会 古河病院 整形外科部長【整形外科】中村信幸氏 53歳• 社会医療法人蘇西厚生会 松波総合病院 後期研修医【総合内科】栗本美緒氏 27歳• 医療法人社団保健会 谷津保健病院 診療部長 兼 内科部長【内科】須藤真児氏 49歳• 公益財団法人 東京都医療保険協会 練馬総合病院 循環器内科【循環器内科】伊藤鹿島氏 39歳• 東京ベイ・浦安市川医療センター 救急部【救急科】舩越拓氏 32歳• 社会医療法人財団 慈泉会 相澤病院【化学療法科】中村将人氏 39歳• 社会医療法人公徳会 佐藤病院【神経科】加藤舞子氏 31歳• 医療法人社団三喜会 鶴巻温泉病院【神経内科】藤田聡志氏 32歳• ヤンセンファーマ株式会社 研究開発本部医療法人和会 渋谷コアクリニック 非常勤勤務 【精神科】高橋長秀氏 37歳• 医療法人社団順江会 江東病院【麻酔科】大見貴秀氏 32歳• 社会医療法人財団 石心会 川崎幸病院 泌尿器科【泌尿器科】木田智氏 29歳.

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千葉県香取郡多古町にある国保多古中央病院は、地域の中核的医療機関として地域に密着した医療サービスを提供している。 また検診から訪問看護・訪問リハビリ・通所介護・通所リハビリ・居宅介護支援事業など、保健と福祉を含めた包括的医療を実践している病院でもある。 しかしこの5年の間に常勤医師の数が12名から7名まで減ってしまい、整形外科を閉鎖するなど、診療を縮小せざるを得なくなり、救急の受け入れも難しくなってきている。 現在の日本の医療が内包している問題点、医師不足といわれる現状の真の姿を小久保茂樹院長に語っていただいた。 1977年に国立療養所下志津病院医員、1978年に成田赤十字病院外科医員、1980年に千葉大学第一外科医員を経て、1983年に成田赤十字病院第3外科部長として着任する。 1991年に国保多古中央病院に副院長として迎えられ、1997年4月に国保多古中央病院院長に就任する。 千葉県国民健康保険直診協会常任理事、日本外科学会指導医、日本消化器外科学会認定医 <病院の沿革> 国保多古中央病院は、1951年8月、組合立という形で55床の病院として開院した。 「一地域に一病院」との呼び声のもと、盛んに病院が造られ始めた時代である。 この地域では旭市の国保旭中央病院よりも早く開設された。 さらに、不燃建築にする必要のために1964年に79床に増床して移転を行う。 「私が1991年にこの病院に来たときには当時に建てられたままの病院で、冷暖房がなく、夏はよしずで日よけをしているような状態でしたよ。 」 現病院が完成したのは1993年6月のことである。 健康・福祉・医療の包括医療を行える一般病床100床の病院として生まれ変わった。 さらに2001年には増築して、療養病床56床、一般病床10床を増床した。 「一般病床だけでは今後100床規模でやっていけないだろうと考え、地域包括医療を担っていくことにしました。 以前から予防医療と保健事業には力を入れていて、病院の発足当時から胃がん検診については数十年の実績があり、住民検診やこの近くにある工業団地の企業検診などを行っています。 また福祉の分野でも、27~28人にデイサービスを利用していただいていますし、居宅介護支援事業や在宅診療も行っています。 地域に密着した医療サービスで、小児科から最期の看取りまでをさせていただける医療を実践しています。 」 <病院の特徴> 内視鏡や超音波の設備はもちろんのことながら、院内の検査科に生理機能検査室、自動分析装置があり、検査機関を経ないで迅速に検査結果が出るのは、地域にありながら診療所にはないメリットだ。 またMRIとCTも備えている。 「大きな病院だと、検査の予約を取るのに1ヶ月待ち、1ヶ月半という話もよく聞きますが、ここならMRIでもその日すぐに検査することも可能です。 地域に密着していながら、検査機器などが揃っていることが地域中核病院のいいところですね。 3年ほど前に中国人のドクターが旭中央病院に研修に来たのですが、旭では規模が大きすぎてよく分からないと、当院に来ました。 そこで当院のシステムはすばらしいとひどく感心していただき、帰国後に当院を参考に中国で新しい医療機関を作られました。 細かい部分でまだ分からないところがあるからまた来たいと言っていますし、私も漢方を学びたいのでいろいろ交流したいと思っているのですが、やはりこの規模の病院とシステムは地域医療によく合ったスタイルなのだと思います。 」 患者さんは多古町内が約70%、芝山地区が15~16%で、そのほかは栗源・匝瑳・成田からが少しずつというところである。 多古町の高齢化率は27~28%と比較的高く、患者さんの年齢でみれば圧倒的に高齢者が多い。 しかしながら交通機関が運行本数の少ないバス路線しかなく、送迎してもらえる人でないと通院できない点が地域の病院として課題になっているという。 「私がこの病院に来たときには、患者さんへの接遇が悪く、看護レベルもいいとはいえませんでした。 それから勉強会を開いたり、旭中央病院から新しい看護師が移ってきたりして、次第にレベルアップしていきました。 また医療安全については小児科の医長が海外の学会に出席したり、他の病院を見学するなど熱心に取り組んでいます。 その成果をこの病院に活かしてくれていて、この地域では最も進んでいると思います。 例えば医療具類も採算より安全性を優先して選ぶとか、ヒヤリ・ハットの経験を数多く挙げていくことでスタッフみんなが興味を持ち、対策を講じていくことなどで、安全な医療を地域に提供しています。 」 <医師不足の現状> しかし国保多古中央病院では深刻な医師不足になっている。 2001年までは常勤医師が12名の体制だったが、2002年には筑波大学から派遣されていた整形外科の医師2名が引き上げられ、現在は、非常勤医師による週2日の診療となっています。 整形外科を閉鎖せざるを得なくなった。 整形外科がなくなると、リハビリにも影響を及ぼすが、いまだ復活できずにいる。 その後も、開業や他の病院へ移るなどの事情で医師が抜けていき、補充できないまま、2006年10月からは内科が常勤医2名で診療を続けざるを得ない状況になっている。 医師の減員に伴って診療を縮小したため、外来患者は昨年1日平均200人であったが、150~160人にまで減らしている。 「この地域の方たちのために入院機能はぜひとも保持したいので、外来を地域の医院にお願いして減らしています。 しかし深刻なのは救急です。 二次救急の指定病院ですので2~3年前までは基本的に救急車は断らない方針でやってきたのですが、現在は昼間と夜間救急の外科は受け入れますが、夜間の内科の患者さんは普段この病院にかかりつけの方しか受け入れられません。 当院が属する香取海匝地区には国保旭中央病院という大きな病院はあるのですが、そちらもパンク状態です。 ここで対処できない急患が出て、夕方に旭中央病院に送っても、処置が済めば夜中には帰ってくることもあるというのが現実です。 救急車からの連絡で『もう9軒の病院に断られている』と言われれば受け入れざるを得なくなるのですが、それでこの病院で対処できない患者さんだった場合はその9軒を外してお願いできるところを探すしかないということですよね。 この現状では地域医療は崩壊していると言わざるをえません。 」 医師不足解消のために、院長、副院長が以前勤務していた成田赤十字病院から初期臨床研修の研修医を数ヶ月間、地域医療の現場研修という形で派遣してもらっているほか、来年度からは後期研修地域医療枠として2~3年目の後期研修医に国保多古中央病院での研修を働きかけてもいる。 多古中央病院のような総合医的な診療は、開業医や地域の病院の勤務医になろうという研修医には大変勉強になるであろう。 「患者さんを迎える立場としては、一人の研修期間が終わっても、切れ目なく次の研修医が来てくれるような体制を望んでいますが、やはり常勤の医師がぜひとも必要になってくるのです。 」 <地域一体となった病診連携> 現状では毎日の診療を滞りなく行っていくだけでいっぱいの状況である。 しかし地域包括医療を敷衍するという役割を果たすためには、地域全体として過不足ない医療を提供できるようにと願っているのも確かである。 「産婦人科や耳鼻科など、この地域になくて強い要望のある診療科目はありますが、今のままでは新しい科の増設は難しい状況です。 私が最初になんとかしたいと思っているのが整形外科医を呼び戻すことです。 高齢者が多いので、骨折や腰痛、膝痛を訴える患者さんが多いのですが、その方たちに遠くの病院に行ってくださいと言うのは忍びないものがあります。 また、この地域には皮膚科がないのですが、需要は数多くあります。 私は本来は外科医なのですが、私の代わりに外科医に来ていただき、私が皮膚科を診る可能性も考えて、いま皮膚科の勉強を始めています。 ともかく新しい医師に来てもらうことが先決ですね。 」 <行政は医師不足の認識を> 「私たちはこのように医師不足を実感しています。 OECDの平均では人口10万人に対して医師は300人ですが、日本は多いところでも250人です。 ところが千葉県は百数十人と低い水準です。 平均としてもOECD各国に比べて少ないのですが、さらによく見ると、医師は都市部の大病院に集中していて、地域にはいないというのが現状なのです。 国にしても県にしても、どこに医師がいてどこにいないのか、実態をつかんでいません。 もっと現場の声を聞いて、どこに配分しなければならないのか、きちんと把握しなければいけないでしょう。 」 かつては大学の医局制度が厳然としていたため、医師が足りないというときには病院長や自治体の首長などが熱意を持って依頼すれば派遣してもらうことができるという道があった。 しかしそれが崩れた現在ではプッシュする場所がなくなったともいう。 関連する大きな病院に派遣を頼むにしても、相手もまた同様の状況を抱えていると分かっているだけに強く願うことができない。 「机上の数字ではなく、現場の本当の状況を知って予算配分や政策立案ができなければ、医療崩壊は目の前です。 日本の医療費は31兆円といいますが、そのほとんどは自己負担と保険料です。 パチンコ産業が30兆円、葬儀が15兆円産業だということを考えると、本末転倒としか考えられません。 現実を真摯に見つめて適切な政策を取らなければ、患者さんも医師も立ち行かなくなるのです。 診療報酬や医師の数を増やすことについては国レベルの政策ですが、適正配置は県の役割です。 その県が、他の都道府県から千葉に来て勤務する医師に対して月に20万円の助成を5年間行うという制度を出してきました。 それでは、もともと千葉で誠心誠意地域医療をやってきた医師はどうなるのでしょう。 そのような政策ではなく、勤務医になることに魅力がもてるような医療行政をしてもらいたいと思います。 」 <求める医師> 多古中央病院では、現在診療を手控えている内科のほか、縮小している整形外科、小児科の医師を求めている。 これは単にこの病院の医師不足を解決するだけではなく、多古町周辺地域全体の医療をまんべんなくカバーするためにも必要な人材だ。 「当院には魅力もたくさんあります。 まず生まれてすぐから寿命の尽きるまで、トータルして患者さんを診られること、そして自分が最初に患者さんを診て、診断をつけ、治療が可能です。 これは自分の実力を試すことでもあり、力さえあればそれをいかんなく発揮できる場でもあるということです。 特に老人を診る技術には特別のものがあり、頭でも心臓でも科目の隔てなく何でも診られなければならないし、診られるようにもなります。 そういった医療を行ううえで、当院は規模が小さいので院内のほかの科の医師に相談することは日常的に行われていますし、コミュニケーションも密です。 病診連携と医療連携もできていますので悩むことはありません。 検査なども小回りが利くので早くできます。 このような経験を積むことは、将来の日本の医療で一般の臨床医、特に開業医になるには大変役に立つでしょう。 特別に専門的な分野で研究するのでない一般医であるならば、あらゆることにある程度の対処ができるというのは、欠かせない経験です。 またここは環境のいい田舎らしい病院ですが、実際は千葉には車で1時間、成田へは30分、東京駅にも高速バスで100分という距離です。 学会などに出席するにも出やすいところですし、成田からなら海外へもすぐに行けます。 このような地の利を活かせば、かなり大きな視野で医療を見ていくこともできるはずです。 」 病院の前には水田が広がり、背後には里山という中に悠々とスペースをとった病院でありながら、高速バスのバス停までは徒歩10分足らずという立地である。 地域と一体になった病院でありながら、適切な設備を持つ恵まれた医療環境である。 国保多古中央病院だからこそ医師としてのやりがいと医療経験が得られるだろう。 <病院理念> 国保多古中央病院の理念 1・地域医療の充実を図り「安心と満足を提供する」病院作りに邁進します。 2・職員は、常にその技術を磨き、仕事に情熱を持ち、病院を利用する方々に真心と優しさを持って接します。 <病院概要> 診療時間 月~金曜 8:30から17:00まで (受付は8:30から11:30まで) 土曜 8:30から12:30まで (内科外来は休診) 面会時間 平日 土日祝日 15:00から19:00まで 13:00から19:00まで 住 所 〒289-2241 千葉県香取郡多古町多古388-1 電 話 0479-76-2211 FAX 0479-76-3286 URL e-mail (病状についてはお答えできません) 併設施設 ケアプランセンター 、訪問看護ステーション、 デイサービスセンター.

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多古中央病院

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電話番号 0479-76-2211 公式サイト 診療時間 正確な診療時間は医療機関のホームページ・電話等で確認してください 月 火 水 木 金 土 日 祝 08:30-17:00 08:30-17:00 08:30-17:00 08:30-17:00 08:30-17:00 ー ー ー クレジットカード 利用可 JCB VISA DC MasterCard Amrican Express Diners club 駐車場 あり 有料駐車場 0台 無料駐車場 100台 管理医師 藤崎 安明 診療科目・専門外来・専門医 診療科目 内科系 外科系 、、 皮膚科系 小児科系 その他 専門医 一般系 、 呼吸器・循環器・消化器系 、 整形・形成・皮膚・泌尿器系 小児科系 リハビリ・麻酔系 実施治療 実施治療 花粉症 予防接種 、、、、、、、、、、、、、、、、、、、 総合病院なので、待合室は沢山の人で賑わっていますが、早めに診察券を出せば比較的スムーズに呼ばれます。 私は皮膚科に何度かかかったことがありますが、金曜日にいらっしゃる先生はとても早い診察で、しかも診... 総合病院なので、待合室は沢山の人で賑わっていますが、早めに診察券を出せば比較的スムーズに呼ばれます。 私は皮膚科に何度かかかったことがありますが、金曜日にいらっしゃる先生はとても早い診察で、しかも診断がいつも的確だと感じました。 一度足の指の間の皮が向けてしまい、ネットの写真や体験談から水虫に間違いないと思って市販薬を塗っていた時になかなか完治しないので検査してもらうことに。 先生は一目で「水虫というより蒸れて湿疹になってるだけのような感じがする」と言い、念のため検査してみるとやはり水虫菌はいませんでした。 その後湿疹用の薬を塗り始めたら5日で完治してしまい驚きました。 それ以来、あまり皮膚科にはかからなかった私も、すぐにこちらの先生に見てもらった方が早いと思うようになり、度々診てもらってます。 多古町のとある整形外科にかかったところ、異常なしと言われ納得いかずこちらにかかりました。 やはりMRIなどの検査設備が整ったところでないとダメですね。 異常大ありでした。 私の担当してくださった先生... 多古町のとある整形外科にかかったところ、異常なしと言われ納得いかずこちらにかかりました。 やはりMRIなどの検査設備が整ったところでないとダメですね。 異常大ありでした。 私の担当してくださった先生は月曜、水曜、金曜にいらっしゃいます。 サバサバしていちいち丁寧に色々と説明してくださってとてもいい先生でした。 近くにちゃんとした先生が居てくれて良かったな、と思いました。 因みに匝瑳の方の評判のいい整形外科もかかったのですが、労災は診てくれないとのことで門前払いでした。 悲しかったし、あそこは患者が多いのでもう行きません。 小児のインフルエンザ予防接種が近隣の中でも破格のお値段で受けられます。 参考の平成24年度は3歳未満が2回で2500円、3歳以上13歳未満が2回で3000円でした。 平成27年度はどの病院もおおむ... 小児のインフルエンザ予防接種が近隣の中でも破格のお値段で受けられます。 参考の平成24年度は3歳未満が2回で2500円、3歳以上13歳未満が2回で3000円でした。 平成27年度はどの病院もおおむね値上がりしていた中で、こちらは3歳未満が2回で2000円でした。 (3歳以上13歳未満は3500円) 待合室には少しですがおもちゃもあり、待ち時間もそう長くはないので子連れでも苦になりません。 駐車場も広くて停めやすいです。 主に予防接種でお世話になっています。 予防接種の予約は 平日の午後2時から5時半に 電話で予約を入れます。 予防接種は基本平日の午後からの予約になります。 水曜の午後はやっていないかと思... 主に予防接種でお世話になっています。 予防接種の予約は 平日の午後2時から5時半に 電話で予約を入れます。 予防接種は基本平日の午後からの予約になります。 水曜の午後はやっていないかと思います。 予防接種当日、 私が行くときはだいたい3組ほどいますが あまり待たずに呼ばれると思います。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 子どもが病気にかかり、 お世話になりました。 こちらの話もしっかり聞いてくださり 分からないことや、心配なことを伝えると 分かりやすく説明してくださいました。 血液検査やレントゲンも すぐにしてくださり、 検査の結果待ちの時間もありましたが 短時間で色々としてくれました。 お二人とも男性の医師ですが とても頼りになると思います。 治療実績 病気別治療実績(DPCコードに基づく) 種類 DPCコードに基づく病気名 治療実績 順位 合計 手術あり 手術なし 千葉県 全国 神経系疾患 29 - 29 55位 耳鼻咽喉科系疾患 11 - 11 65位 呼吸器系疾患 11 - 11 44位 143 - 143 44位 10 - 10 42位 15 - 15 45位 循環器系疾患 45 - 45 54位 消化器系疾患、肝臓・胆道・膵臓疾患 28 12 16 62位 76 60 16 65位 12 - 12 69位 23 - 23 51位 16 16 - 75位 28 - 28 65位 10 - 10 67位 34 - 34 44位 内分泌・栄養・代謝に関する疾患 17 - 17 32位 腎・尿路系疾患及び男性生殖器系疾患 90 - 90 20位 外傷・熱傷・中毒 65 - 65 6位 25 - 25 52位.

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