牡丹 灯籠 bs。 ドラマ怪談牡丹燈籠のあらすじとキャスト紹介!原作のネタバレ感想も

尾野真千子が悪女に!男女の色と欲が生々しく交錯する不朽の人間愛憎劇を初映像化

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『ほたむとうろう』(『』) 牡丹灯籠(ぼたん どうろう)、 怪談牡丹灯籠は、明治の25歳の時の作品。 落語の。 末期の1861~1864年頃、による怪奇物語集『御』、の米問屋に伝わる怪談、の旗本家で聞いた実話などに着想を得て創作された。 速記本が1884年 明治17年 に刊行されている。 このうち『御伽婢子』(寛文6年、西暦1666年刊)は、代の怪奇集『』に収録された小説『牡丹燈記』を翻案したもので、若い女の幽霊が男と逢瀬を重ねたものの、幽霊であることがばれ、幽霊封じをした男を恨んで殺すという話だった。 圓朝はこの幽霊話に、仇討や殺人、母子再会など、多くの事件と登場人物を加え、それらが複雑に絡み合う一大ドラマに仕立て上げた。 圓朝没後は、・・・・初代など歴代の大真打が得意とした。 25年()7月には、により『 怪異談牡丹灯籠』(かいだん ぼたん どうろう)として化され、主演でで上演されて大盛況だった。 以後、やにも広く脚色され、特には圓朝の速記本から言文一致体を編み出すなど、その後の芸能・文学面に多大な影響を与えた。 概要 [ ] 現代では「」や「」と並び日本三大怪談と称せられるが、広く知られる『お露の亡霊に取り憑かれた新三郎の悲劇』は、本来の長編から前半の中心部分を切り取って仕立て直した短編にあたる。 下記の映像版などもほぼこの短編にもとづいている。 『剪灯新話』は、中国から伝えられたのち、江戸中期の怪談集「」・「」に翻案され、そのモチーフはの「」・の「」などの読本、四代目の脚本「」に採用されるなど、日本でもなじみ深いものであった。 現行の「牡丹灯籠」はそれらの先行作を発展させたものである。 『伽婢子』版牡丹灯籠に登場する男の名前は「荻原新之丞」であり、圓朝はこれに着想を得たものと考えられる。 日本の怪談(四谷怪談や皿屋敷、同じ作者による「」など)が深い怨恨を抱いた亡霊や、宿世の因縁・怨恨の連鎖を主たるテーマとしているのと比して、亡霊と人間との恋愛を描くという点で、原作に見られる中国的な趣きを強く残しているものと言える。 このモチーフは、映画『』に取り上げられた『』収録の「聶小倩」などと通じるものがある。 さらに、日本の幽霊には足が無いのが一般的であるのに対して、牡丹灯籠のお露は、カランコロンと駒下駄の音を響かせて夜道を歩いて来る、という演出にも、中国的な幽霊の名残りが見られる。 あらすじ(短編怪談) [ ] 浪人の萩原新三郎は、ふとしたことから旗本飯島平左衛門の娘、お露と知り合う。 お互いに一目惚れしたふたりは理無い仲となり、お露は夜ごと牡丹灯籠を下げて新三郎の元を訪れ、逢瀬を重ねる。 従来は怪談らしさを重視したの「吉備津の釜」に近い演出が多かったが、(人外との恋愛に抵抗感が薄れた?)最近では、お露を取るラストも見られる。 原作となる「牡丹灯記」(『剪灯新話』所収)では、朝末期のが舞台となっている。 主人公は喬某という書生であり、符麗卿と金蓮というのが、亡霊と侍女の名前である。 章立て [ ] 圓朝の「怪談牡丹灯籠」のは22個の章に分かれている。 各章の概要は以下のとおり。 飯島平太郎(のちの平左衞門 、刀屋の店先で酒乱の黒川孝藏に絡まれ、刀の試し切りをしてみたいとの欲に負けて斬り殺す。 医者の山本志丈の紹介で、飯島平左衞門の娘・お露と美男の浪人・萩原新三郎が出会い、互いにひと目惚れする。 黒川孝藏の息子・孝助が、父の仇と知らず、飯島家の奉公人になる。 平左衞門は気づいたが、黙って孝助に剣術を教える。 萩原新三郎、お露のことを想い、悶々とする。 店子の伴蔵と釣りに出かけ、お露の香箱の蓋を拾う。 飯島平左衞門の妾・お国、平左衞門の留守中に隣家の息子・宮邊源次郎と密通。 黒川孝助が見咎め、喧嘩になる。 死んだと聞いたお露が萩原新三郎の前に現れる。 相川新五兵衞が飯島平左衞門宅を訪れ、自分の娘・お徳と黒川孝助との養子縁組を持ちかける。 人相見の白翁堂勇斎が萩原新三郎宅を訪ね、死相が出ていると告げる。 お露が幽霊であることがわかり、仏像とお札で幽霊封じをする。 宮邊源次郎とお国、邪魔な黒川孝助を消すため、一計を案じるが、失敗に終わる。 伴蔵と妻のお峰、百両で萩原新三郎の幽霊封じの仏像とお札を取り外してやる、と幽霊のお露に持ちかける。 飯島平左衞門の金百両が何者かに盗まれる。 お国はこれを利用し、黒川孝助が疑われるように工作する。 伴蔵と妻のお峰、幽霊から百両を受け取り、萩原新三郎の身辺から仏像とお札を取り去る。 (「お札はがし」)• 飯島平左衞門の機転と計らいで黒川孝助の濡れ衣は晴れたが、孝助は平左衞門を間男の宮邊源次郎と間違えて刺してしまう。 平左衞門は、自分が孝助の父の仇であることを告げ、孝助を相川家へ逃がす。 (「孝助の槍」)• 萩原新三郎死亡。 飯島平左衞門は深手を負いながらも、宮邊源次郎を殺しに行くが、反対に殺されてしまう。 源次郎とお国は飯島家の金品を盗んで逃走する。 黒川孝助はお徳と祝言をあげるが、亡き主人・平左衞門の仇を討つため源次郎とお国を追う。 萩原新三郎の葬儀を済ませたのち、伴蔵と妻のお峰は悪事がばれるのを恐れて、伴蔵の故郷・栗橋に引っ越す。 伴蔵は幽霊にもらった百両を元手に荒物屋「関口屋」を開き、成功し、料理屋の酌婦と懇ろになる。 酌婦は、飯島平左衞門の元妾のお国だった。 伴蔵は、お国との仲を咎めた妻のお峰を騙して殺す。 死んだお峰が伴蔵の使用人たちに乗り移り、伴蔵の悪事をうわ言のように喋り出したので、医者を呼んだところ、その医者は山本志丈だった。 事の次第を知った山本は伴蔵にお国の身の上を暴露する。 お国の情夫宮邊源次郎が金をゆすりに来るが、逆に伴蔵に追い返される。 伴蔵は栗橋を引き払い、山本と江戸に帰る。 (「関口屋」)• 仇が見つからず、孝助はいったん江戸へ戻り、主人が眠る新幡随院を参り、良石和尚に会う。 婿入り先の相川家に戻ると、お徳との間に息子・孝太郎が生まれていたことを知る。 伴蔵は悪事の発覚を恐れて山本志丈を殺すが、捕えられる。 孝助は良石和尚の予言に従い、人相見の白翁堂勇齋を訪ね、そこで偶然、4歳のときに別れた母親おりえと再会する。 すると、孝助が探していたお国が、母親の再婚相手の連れ子であり、源次郎とともに宇都宮に隠れていることを知る。 母おりえがお国と源次郎の隠れ場所に手引きしてくれるというので孝助は宇都宮に出向くが、おりえは、夫に義理立ててお国と源次郎に事の次第を話し、2人を逃す。 母おりえは孝助に事の次第を話し、自害する。 孝助は二人を追い、本懐を遂げる。 登場人物 [ ]• 藤村屋新兵衞 - 本郷三丁目の刀屋。 黒川孝藏 - 酒癖の悪い侍。 飯島平左衞門(平太郎) - 侍。 剣術の達人。 お国 - 平左衞門の妾。 飯島家の女中だったが、平左衞門の妻の死後、妾になる。 宮邊源次郎 - 侍。 飯島家の隣家の次男。 お国と密通し、平左衞門を殺し、お国とともに逃亡。 黒川(相川)孝助 - 黒川孝藏の息子。 平左衞門が父親の仇と知らず、飯島家の奉公人となる。 のちに相川家に婿入りする。 萩原新三郎 - 浪人。 家を貸して生計を立てている。 お露 - 飯島平左衞門の娘。 お米 - お露の侍女• 山本志丈 - お露と新三郎を引き合わせた医者。 白翁堂勇斎 - 人相見(陰陽師)。 良石和尚 - 新幡随院の住職。 伴蔵 - 萩原新三郎の店子で下男。 お峰 - 伴蔵の妻。 久蔵 - 栗橋の馬子。 伴蔵とお国の仲をお峰に漏らす。 相川新五兵衞 - 侍。 黒川孝助の舅。 お徳 - 相川新五兵衞の娘で、孝助の妻。 二人の間に孝太郎をもうける。 おりえ - 孝助が4歳のときに生き別れた実の母。 樋口屋五兵衞 - 孝助の母・おりえの再婚相手。 先妻の子がお国。 付記・年代設定 [ ] 圓朝の速記によると、発端の「刀屋」が3年 旧暦 以下同 4月11日とあり、続く本編ともいえる二つの流れ、飯島平左衛門と孝助、新三郎とお露の物語はそれより18年の後、11年 正月からほぼ同時進行の形で交互に語り進められ、それぞれのピーク、すなわち前者で平左衛門が源次郎に殺害される場と、後者の新三郎がお露の霊に取り殺される 実は伴蔵が殺害 くだりが同年同日8月3日の晩となっている。 さらに、伴蔵・おみね夫婦が出奔して栗橋宿で荒物店を開き 「栗橋宿」 、これも源次郎共々江戸を逐電してきたお国と密通、女房お峰を幸手土手で殺害する「お峰殺し」以下は翌宝暦12年夏とされ、孝助の筋も、平左衛門一周忌の同年8月3日からやはり同時進行で始まる。 大団円で孝助の仇討本懐は宝暦12年8月9日の晩、後日談としてその月内の、江戸での伴蔵処刑と孝助の一子・孝太郎の飯島家相続、さらに孝助が飯島家の菩提のため、・に濡れ仏を建立したことを付け加えて、足掛け20年にわたる物語を締めくくる。 映像化 [ ] 映画 [ ]• 『怪談牡丹燈籠』(1955年7月12日公開、監督:、主演:)• 『牡丹燈籠』(1968年6月15日公開、監督:、主演:、、、、)• 『』(1972年6月28日公開、監督:、主演:)• 『』(1993年8月21日公開、監督:、主演:、)• 『OTSUYU 怪談牡丹燈籠』(1998年4月25日公開、監督:、主演:)• 『』(2007年8月11日公開、監督:、主演:)• 『』(2009年7月11日、脚本:、出演:、、) テレビドラマ [ ]• 『牡丹灯籠 前後編 』(1969年9月20日・27日放映、、監督:、主演:、)• 『怪談・牡丹灯籠 鬼火の巻/蛍火の巻』(1970年7月11日・18日放映、、監督:、主演:、金井由美)• 『牡丹灯籠』(1972年7月28日放映、NET、監督:西山正輝、主演:田村亮、高田美和)• 日本名作怪談劇場『』(1979年8月15日、東京12チャンネル、監督:、主演:、)• 怪談牡丹燈籠(1982年8月13日、フジテレビ、監督:、主演:、佳那晃子)• III「牡丹燈籠」(1994年9月16日、フジテレビ、監督:、主演:、)• (2019年10月6日 - 、、脚本・演出:、主演:) 戯曲 [ ]• 「牡丹燈籠」(1974年、『牡丹燈籠 大西信行第一戯曲集』〈〉所収、初演:1974年、再演:1986年、1995年、1998年、2018年 、) 牡丹灯籠をモチーフとした作品 [ ]• 『』(1990年10月13日公開、監督:、主演:)• 『』(2013年5月18日公開、監督:、主演:)• 三遊亭圓朝作『怪談牡丹燈籠』( 緑-296、1955年)• 三遊亭円朝著『怪談牡丹燈籠 怪談乳房榎』(、1998年)• 太刀川清著『牡丹灯記の系譜』(、1998年) 関連項目 [ ]• 脚注 [ ].

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牡丹灯籠

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いきなりだが、世にあまたある創作物のなかで、もっともかっこいいタイトルのひとつが「牡丹灯籠」だと思っている。 女の幽霊が愛する男のもとへ夜ごと通う、あの怪談噺だ。 三遊亭圓朝によってつくられた落語「怪談牡丹灯籠」は、全21章からなる超大作。 圓朝自身は15夜かけて語ったと言われている。 カランコロンと下駄を鳴らして幽霊がやってくるあのシーンは、ごく一部分にすぎない。 仇打ちを軸とした約20年にわたる物語全体を知れば知るほど、そのタイトルに「牡丹灯籠」をピックアップしたセンス! と感動するのだ。 で、『令和元年版怪談牡丹灯籠』(NHK BSプレミアム 毎週日曜22:00〜)だ。 この長い物語全編を全4回で「完全映像化」するという、ひそかにチャレンジングなドラマ。 第1話の冒頭、飯島平左衛門(高嶋政宏)が、刀屋で出会った浪人・黒川孝蔵(神尾佑)を些細なことで斬り殺す。 20年にわたる物語の発端、シリアスなシーンだ。 けれど、刀屋の主人にレア刀があると聞かされ興奮している平左衛門の顔とか、浪人と対峙しながら「斬りたい! 斬ってみたい!」と素直すぎる心の声とか、これ、笑っていいところじゃないだろうか? 脚本・演出を手がけたのが、単発ながら話題を集めた『スローな武士にしてくれ』の源孝志と聞けば、その思いは確信に近くなる。 そしてこのアレンジだけで、「令和元年版」ならではの牡丹灯籠を作ろうとしている姿勢が伝わってくる。 筋は変えず、登場人物それぞれのキャラクターを膨らませていくことで、ドラマの面白さを生み出そうとしているのだろう。 ピュアVSアダルト。 二つの恋のはじまり この物語には、3組のカップルがいる。 まずはお露(上白石萌音)と萩原新三郎(中村七之助)。 ご存知「牡丹灯籠」の二人だ。 新三郎は女っ気がなく、親の遺産で本ばかり読んでいる文化系浪人。 お露は平左衛門の娘で、「刀と槍で仕えてきた」マッチョな家柄でありながら、文系好き。 そんな二人が出会った瞬間見つめ合い、恋に落ちる。 まるで少女漫画のような出会い。 お露が「また来てくださらなければ死んでしまうやもしれません」と言い出すのも、ピュアゆえの暴走だ。 でもこの後に死んじゃうし、幽霊になっちゃうんだもんな。 思えば上白石は「ピュアすぎて重い」女にぴったりかもしれない。 この二人の美しい出会いの直後にお国(尾野真千子)と宮辺源次郎(柄本佑)のシーンがあるのが憎い。 お国は一介の女中にすぎなかったが、平左衛門に取り入って側室になり、お露を屋敷から追い出す。 源次郎は飯島家の隣の家の、ぼんくらな次男。 二人の視線の絡ませ方はねちっこいというか、含みがあるというか、淫靡さえ感じさせる。 意外にもまっすぐな源次郎と、すでに次の策略を考えていそうなお国、それぞれの表情! こうなってくると3組めのカップル、孝助(若葉竜也)とお徳(石橋菜津美)だけが心の安らぎだ。 平左衛門が黒川を殺して20年後、黒川の息子である孝助は、父の仇と走らず平左衛門のもとへと仕官を求めてやってくる。 平左衛門は気づきつつ受け入れる。 お徳は平左衛門と旧知の侍・新五兵衛の娘。 わしわしご飯を食べる孝助を好もしく思うお徳のシーンがかわいい。 せめてこのカップルには幸せになってほしい……。 七之助演じる新三郎のかわいさ 15夜かけて上演された長く複雑な作品をどうやって4時間半に? と心配していたけれど、いまのところ驚くほど丁寧にそれぞれの心情を描いていて、新鮮に面白い。 今夜放送の第2話では、早くもというか、いよいよというか、お露が新三郎に「焦がれ死に」するシーンがやってくる。 ひとつのクライマックスを、上白石萌音はどう演じるのだろう。 尾野真千子&柄本佑カップルがひたすら悪の道へと落ちていく姿もしっかり見届けたい。 そうそう、最後になってしまったけれど、中村七之助の存在は、このドラマの見どころのひとつだろう。 たまたま三遊亭圓生役で登場した『いだてん』が放送されたばかりだが、彼がテレビドラマに出るのはかなり珍しいこと。 しかも、七之助は歌舞伎で新三郎とお露の両方を演じた経験をもっている(さらに新三郎の下男の妻・お峰も!)。 第1話ではお露からの手紙に浮かれたり、友人・山本志丈(谷原章介)に「お主などにわしのこの気持ちはわからぬ!」と駄々をこねたりとかわいさを炸裂させていた。 このかわいい新三郎がせめて今夜までは見られたらうれしいのだけど。 (釣木文恵) 令和元年版 怪談牡丹灯籠 出演:尾野真千子、柄本佑、若葉竜也、中村七之助、上白石萌音、高嶋政宏、戸田菜穂、谷原章介、ほか 脚本・演出:源孝志 プロデューサー:川崎直子、石崎宏哉 制作統括:千野博彦、伊藤純、八木康夫 語り部:神田松之丞 原作:三遊亭圓朝『怪談 牡丹灯籠』 音楽:阿部海太郎 制作:NHKエンタープライズ• 関連記事.

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【令和元年版 怪談牡丹燈籠 Beauty&Fear】のキャストとあらすじ|尾野真千子主演で初の全編映像化

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『ほたむとうろう』(『』) 牡丹灯籠(ぼたん どうろう)、 怪談牡丹灯籠は、明治の25歳の時の作品。 落語の。 末期の1861~1864年頃、による怪奇物語集『御』、の米問屋に伝わる怪談、の旗本家で聞いた実話などに着想を得て創作された。 速記本が1884年 明治17年 に刊行されている。 このうち『御伽婢子』(寛文6年、西暦1666年刊)は、代の怪奇集『』に収録された小説『牡丹燈記』を翻案したもので、若い女の幽霊が男と逢瀬を重ねたものの、幽霊であることがばれ、幽霊封じをした男を恨んで殺すという話だった。 圓朝はこの幽霊話に、仇討や殺人、母子再会など、多くの事件と登場人物を加え、それらが複雑に絡み合う一大ドラマに仕立て上げた。 圓朝没後は、・・・・初代など歴代の大真打が得意とした。 25年()7月には、により『 怪異談牡丹灯籠』(かいだん ぼたん どうろう)として化され、主演でで上演されて大盛況だった。 以後、やにも広く脚色され、特には圓朝の速記本から言文一致体を編み出すなど、その後の芸能・文学面に多大な影響を与えた。 概要 [ ] 現代では「」や「」と並び日本三大怪談と称せられるが、広く知られる『お露の亡霊に取り憑かれた新三郎の悲劇』は、本来の長編から前半の中心部分を切り取って仕立て直した短編にあたる。 下記の映像版などもほぼこの短編にもとづいている。 『剪灯新話』は、中国から伝えられたのち、江戸中期の怪談集「」・「」に翻案され、そのモチーフはの「」・の「」などの読本、四代目の脚本「」に採用されるなど、日本でもなじみ深いものであった。 現行の「牡丹灯籠」はそれらの先行作を発展させたものである。 『伽婢子』版牡丹灯籠に登場する男の名前は「荻原新之丞」であり、圓朝はこれに着想を得たものと考えられる。 日本の怪談(四谷怪談や皿屋敷、同じ作者による「」など)が深い怨恨を抱いた亡霊や、宿世の因縁・怨恨の連鎖を主たるテーマとしているのと比して、亡霊と人間との恋愛を描くという点で、原作に見られる中国的な趣きを強く残しているものと言える。 このモチーフは、映画『』に取り上げられた『』収録の「聶小倩」などと通じるものがある。 さらに、日本の幽霊には足が無いのが一般的であるのに対して、牡丹灯籠のお露は、カランコロンと駒下駄の音を響かせて夜道を歩いて来る、という演出にも、中国的な幽霊の名残りが見られる。 あらすじ(短編怪談) [ ] 浪人の萩原新三郎は、ふとしたことから旗本飯島平左衛門の娘、お露と知り合う。 お互いに一目惚れしたふたりは理無い仲となり、お露は夜ごと牡丹灯籠を下げて新三郎の元を訪れ、逢瀬を重ねる。 従来は怪談らしさを重視したの「吉備津の釜」に近い演出が多かったが、(人外との恋愛に抵抗感が薄れた?)最近では、お露を取るラストも見られる。 原作となる「牡丹灯記」(『剪灯新話』所収)では、朝末期のが舞台となっている。 主人公は喬某という書生であり、符麗卿と金蓮というのが、亡霊と侍女の名前である。 章立て [ ] 圓朝の「怪談牡丹灯籠」のは22個の章に分かれている。 各章の概要は以下のとおり。 飯島平太郎(のちの平左衞門 、刀屋の店先で酒乱の黒川孝藏に絡まれ、刀の試し切りをしてみたいとの欲に負けて斬り殺す。 医者の山本志丈の紹介で、飯島平左衞門の娘・お露と美男の浪人・萩原新三郎が出会い、互いにひと目惚れする。 黒川孝藏の息子・孝助が、父の仇と知らず、飯島家の奉公人になる。 平左衞門は気づいたが、黙って孝助に剣術を教える。 萩原新三郎、お露のことを想い、悶々とする。 店子の伴蔵と釣りに出かけ、お露の香箱の蓋を拾う。 飯島平左衞門の妾・お国、平左衞門の留守中に隣家の息子・宮邊源次郎と密通。 黒川孝助が見咎め、喧嘩になる。 死んだと聞いたお露が萩原新三郎の前に現れる。 相川新五兵衞が飯島平左衞門宅を訪れ、自分の娘・お徳と黒川孝助との養子縁組を持ちかける。 人相見の白翁堂勇斎が萩原新三郎宅を訪ね、死相が出ていると告げる。 お露が幽霊であることがわかり、仏像とお札で幽霊封じをする。 宮邊源次郎とお国、邪魔な黒川孝助を消すため、一計を案じるが、失敗に終わる。 伴蔵と妻のお峰、百両で萩原新三郎の幽霊封じの仏像とお札を取り外してやる、と幽霊のお露に持ちかける。 飯島平左衞門の金百両が何者かに盗まれる。 お国はこれを利用し、黒川孝助が疑われるように工作する。 伴蔵と妻のお峰、幽霊から百両を受け取り、萩原新三郎の身辺から仏像とお札を取り去る。 (「お札はがし」)• 飯島平左衞門の機転と計らいで黒川孝助の濡れ衣は晴れたが、孝助は平左衞門を間男の宮邊源次郎と間違えて刺してしまう。 平左衞門は、自分が孝助の父の仇であることを告げ、孝助を相川家へ逃がす。 (「孝助の槍」)• 萩原新三郎死亡。 飯島平左衞門は深手を負いながらも、宮邊源次郎を殺しに行くが、反対に殺されてしまう。 源次郎とお国は飯島家の金品を盗んで逃走する。 黒川孝助はお徳と祝言をあげるが、亡き主人・平左衞門の仇を討つため源次郎とお国を追う。 萩原新三郎の葬儀を済ませたのち、伴蔵と妻のお峰は悪事がばれるのを恐れて、伴蔵の故郷・栗橋に引っ越す。 伴蔵は幽霊にもらった百両を元手に荒物屋「関口屋」を開き、成功し、料理屋の酌婦と懇ろになる。 酌婦は、飯島平左衞門の元妾のお国だった。 伴蔵は、お国との仲を咎めた妻のお峰を騙して殺す。 死んだお峰が伴蔵の使用人たちに乗り移り、伴蔵の悪事をうわ言のように喋り出したので、医者を呼んだところ、その医者は山本志丈だった。 事の次第を知った山本は伴蔵にお国の身の上を暴露する。 お国の情夫宮邊源次郎が金をゆすりに来るが、逆に伴蔵に追い返される。 伴蔵は栗橋を引き払い、山本と江戸に帰る。 (「関口屋」)• 仇が見つからず、孝助はいったん江戸へ戻り、主人が眠る新幡随院を参り、良石和尚に会う。 婿入り先の相川家に戻ると、お徳との間に息子・孝太郎が生まれていたことを知る。 伴蔵は悪事の発覚を恐れて山本志丈を殺すが、捕えられる。 孝助は良石和尚の予言に従い、人相見の白翁堂勇齋を訪ね、そこで偶然、4歳のときに別れた母親おりえと再会する。 すると、孝助が探していたお国が、母親の再婚相手の連れ子であり、源次郎とともに宇都宮に隠れていることを知る。 母おりえがお国と源次郎の隠れ場所に手引きしてくれるというので孝助は宇都宮に出向くが、おりえは、夫に義理立ててお国と源次郎に事の次第を話し、2人を逃す。 母おりえは孝助に事の次第を話し、自害する。 孝助は二人を追い、本懐を遂げる。 登場人物 [ ]• 藤村屋新兵衞 - 本郷三丁目の刀屋。 黒川孝藏 - 酒癖の悪い侍。 飯島平左衞門(平太郎) - 侍。 剣術の達人。 お国 - 平左衞門の妾。 飯島家の女中だったが、平左衞門の妻の死後、妾になる。 宮邊源次郎 - 侍。 飯島家の隣家の次男。 お国と密通し、平左衞門を殺し、お国とともに逃亡。 黒川(相川)孝助 - 黒川孝藏の息子。 平左衞門が父親の仇と知らず、飯島家の奉公人となる。 のちに相川家に婿入りする。 萩原新三郎 - 浪人。 家を貸して生計を立てている。 お露 - 飯島平左衞門の娘。 お米 - お露の侍女• 山本志丈 - お露と新三郎を引き合わせた医者。 白翁堂勇斎 - 人相見(陰陽師)。 良石和尚 - 新幡随院の住職。 伴蔵 - 萩原新三郎の店子で下男。 お峰 - 伴蔵の妻。 久蔵 - 栗橋の馬子。 伴蔵とお国の仲をお峰に漏らす。 相川新五兵衞 - 侍。 黒川孝助の舅。 お徳 - 相川新五兵衞の娘で、孝助の妻。 二人の間に孝太郎をもうける。 おりえ - 孝助が4歳のときに生き別れた実の母。 樋口屋五兵衞 - 孝助の母・おりえの再婚相手。 先妻の子がお国。 付記・年代設定 [ ] 圓朝の速記によると、発端の「刀屋」が3年 旧暦 以下同 4月11日とあり、続く本編ともいえる二つの流れ、飯島平左衛門と孝助、新三郎とお露の物語はそれより18年の後、11年 正月からほぼ同時進行の形で交互に語り進められ、それぞれのピーク、すなわち前者で平左衛門が源次郎に殺害される場と、後者の新三郎がお露の霊に取り殺される 実は伴蔵が殺害 くだりが同年同日8月3日の晩となっている。 さらに、伴蔵・おみね夫婦が出奔して栗橋宿で荒物店を開き 「栗橋宿」 、これも源次郎共々江戸を逐電してきたお国と密通、女房お峰を幸手土手で殺害する「お峰殺し」以下は翌宝暦12年夏とされ、孝助の筋も、平左衛門一周忌の同年8月3日からやはり同時進行で始まる。 大団円で孝助の仇討本懐は宝暦12年8月9日の晩、後日談としてその月内の、江戸での伴蔵処刑と孝助の一子・孝太郎の飯島家相続、さらに孝助が飯島家の菩提のため、・に濡れ仏を建立したことを付け加えて、足掛け20年にわたる物語を締めくくる。 映像化 [ ] 映画 [ ]• 『怪談牡丹燈籠』(1955年7月12日公開、監督:、主演:)• 『牡丹燈籠』(1968年6月15日公開、監督:、主演:、、、、)• 『』(1972年6月28日公開、監督:、主演:)• 『』(1993年8月21日公開、監督:、主演:、)• 『OTSUYU 怪談牡丹燈籠』(1998年4月25日公開、監督:、主演:)• 『』(2007年8月11日公開、監督:、主演:)• 『』(2009年7月11日、脚本:、出演:、、) テレビドラマ [ ]• 『牡丹灯籠 前後編 』(1969年9月20日・27日放映、、監督:、主演:、)• 『怪談・牡丹灯籠 鬼火の巻/蛍火の巻』(1970年7月11日・18日放映、、監督:、主演:、金井由美)• 『牡丹灯籠』(1972年7月28日放映、NET、監督:西山正輝、主演:田村亮、高田美和)• 日本名作怪談劇場『』(1979年8月15日、東京12チャンネル、監督:、主演:、)• 怪談牡丹燈籠(1982年8月13日、フジテレビ、監督:、主演:、佳那晃子)• III「牡丹燈籠」(1994年9月16日、フジテレビ、監督:、主演:、)• (2019年10月6日 - 、、脚本・演出:、主演:) 戯曲 [ ]• 「牡丹燈籠」(1974年、『牡丹燈籠 大西信行第一戯曲集』〈〉所収、初演:1974年、再演:1986年、1995年、1998年、2018年 、) 牡丹灯籠をモチーフとした作品 [ ]• 『』(1990年10月13日公開、監督:、主演:)• 『』(2013年5月18日公開、監督:、主演:)• 三遊亭圓朝作『怪談牡丹燈籠』( 緑-296、1955年)• 三遊亭円朝著『怪談牡丹燈籠 怪談乳房榎』(、1998年)• 太刀川清著『牡丹灯記の系譜』(、1998年) 関連項目 [ ]• 脚注 [ ].

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