まつ しま ともこ。 荒川区議会 松田ともこ: トップページ

藤島知子

まつ しま ともこ

略歴 [ ] 生後まもなく満州国からのを体験。 本名の奉子とは生誕地の奉天に帰する。 3歳から石井漠舞踊研究所に入門、を始める。 映画館の劇場ニュースにて、石井漠門下の子どもたちが「小さな豆バレリーナ」としてとりあげられたところ、そこに映っていた松島トモ子をがスカウト。 に芸能界デビューし、「獅子の罠」に出演。 その後も、主演の時代劇「鞍馬天狗」(杉作)、との「丹下左膳」(ちょび安)、との「サザエさん」(ワカメ)など多くの映画に出演した。 80本の映画に主演。 その後も、「三匹の子豚」(ディズニーの「」のカバー)、「」などを吹き込み、「杉作太鼓」、「悦ちゃん」、「ワカメちゃん」、「怪傑黒頭巾」、「赤いカンナの花咲けば」など映画主題歌や挿入歌を吹き込んだことでも知られる。 少女雑誌『』では、表紙を10年間一人で務め 、芸能雑誌『』でもグラビアモデルを務めた。 大東学園高等学校卒業後は、を勉強するため渡米。 に2年間留学し、のダンス・スクールから奨学金をもらい研修し、帰国。 帰国後は、ミュージカルを中心に、ラジオ、テレビのパーソナリティ、ののCM、「」の声優など活躍を見せた。 マネージャーは3歳でデビューしてから母親が務めている。 エピソード [ ] 巣鴨プリズン慰問 [ ] 、のらと共に所長・鈴木英三郎に、刑務所近くにある米軍専用の劇場に招かれた。 司会者は、三井物産のタイの出張所所長であった松島の父・高橋健が満州奉天で召集をうけたのちシベリアに抑留され生死も不明で、松島は母と二人でかろうじて帰国したと紹介し、会場は静まり返った(その後父はナホトカ郊外の収容所で1945年10月29日に死亡していたことが判明)。 続いて法被姿に鉢巻をしめ大きな目をした5歳の松島が現れ、洋舞「かわいい魚屋さん」を踊った。 並んだ約1千名のらは涙を流して深く感動し、何度もアンコールし、彼女もそれに応えた。 2度の猛獣襲撃事故 [ ] には『』の撮影でを訪れて、10日の間にライオンとヒョウに立て続けに2度襲われ、帰国後にギブス姿で記者会見して話題になった。 にジョイ・アダムソン(『』の作者)の夫であるジョージ・アダムソンと共にのコラ動物保護区でエルザの子孫でジョージによりラクダの肉で餌付けされ人に慣れた雌ばかり7頭のライオンの群れと接触し子ライオンと戯れていたところ、ジョージがキャンプとの無線で松島とライオン達から目を離した隙にその子ライオンの母親に襲われ、首や太腿に全治10日の怪我を負う(目を離していたジョージは耳が遠く助けに行くのが遅れた)。 その際にジョージにより松島は助けられた。 このとき周りには複数のライオンがいたが、攻撃を加えたのは一頭のみである。 治療後再び別の動物保護区を訪れ、万全の態勢でロケに挑むが、10日後のに保護区のスタッフで責任者のトニー・フィッツジョンと共にこの保護区で飼育されている雌ヒョウの「コムンユ」を見に、周りを高い柵で囲われた施設に行った。 施設の外に出たところ、そのヒョウが夜陰に乗じて柵を跳び越えて待ち伏せており、迂闊にも目を合わせてしまった松島に体当たりで襲いかかった。 奇襲を受けて地に倒された松島はそのまま首を噛み付かれ、なおかつ持ち上げられた。 このとき骨がガリガリと囓られる音が聞こえ、「死んだ」と思ったという。 これは、松島の隣にいたこのヒョウの飼い主のトニーが、松島と親しくしているように見えたためヒョウが嫉妬したと考えられている(ヒョウは嫉妬深い動物として特に有名)。 この後、松島は救助隊に救急ヘリを要求したが、夜間の飛行は危険であるとして拒否されてしまう。 結局、朝まで止血しながら耐える羽目になり、その後、朝になり救急ヘリが到着し、ようやく病院に運ばれ、第四頚椎粉砕骨折 という診断を受けたが、ヒョウの噛む位置があと1ミリずれていたら間違いなく噛み殺されていたとのこと。 因みに第四頚椎粉砕骨折は後遺症も無く生還するのが奇跡と言われており(高確率で死亡。 良くても首から下が動かなくなる程の後遺症が残る)、松島の症例はニューヨークの学会で発表されたほどである。 ヒョウに襲われた後も撮影を続けて、に帰国、コルセットをつけて記者会見に臨み「それでも動物が好き」とコメントした。 このときに撮影された映像は3月31日に「それでも私はライオンが好き」と題して『TIME21』で放送された。 主な出演 [ ] 映画 [ ] 『鞍馬天狗 御用盗異変』 1956) 左は• (1951年) - ミチ子• (1952年) - 前田みどり• (1952年) - 洋子• (1952年) - 雪子• (1953年) - たま子• (1954年) - トシ子• (1954年) - すみれ• (3部作)(1954年) - たん子• (1955年)• 鞍馬天狗 御用盗異変 1956年 - 杉作• (1956年) - 磯野ワカメ• (1957年) - 磯野ワカメ• (1957年) - 磯野ワカメ• (1957年) - 磯野ワカメ• (1957年) - 中島正子• (1958年)• 快傑黒頭巾 爆発篇(1959年) - 友之助• 危うし! 快傑黒頭巾(1960年) - 彩生• (1961年) - 妙姫• (1961年) - あや姫• (1962年)• (1981年)• (2014年) - 峰子 テレビドラマ [ ]• (1962年 - 1964年、) - 四女いのり役• - 高杉民江役• ラジオ [ ]• 1970年代半ば、日曜日午後に放送。 アシスタントは)• (NHKラジオ第1放送)• (2009年12月4日、)• (TBSラジオ、月1回のペースで出演)• (TBSラジオ、月1回のペースで出演)• (TBSラジオ) - ゲスト• (2017年10月19日、TBSラジオ) - ゲスト バラエティー [ ]• () - 司会• () - アシスタント• () - 不定期出演• (2004年1月21日、フジテレビ)• (2010年 - 2012年、) - 準レギュラー• (2016年 - 2017年、TBS) - VTR出演 CM [ ]• ミネラル麦茶( - )• ラジオ [ ]• 独立行政法人 欠格者、戦後強制抑留者、のみなさんへ - 特別慰労品贈呈のお知らせ( - ) テレビアニメ [ ]• - 弓さやか(1話 - 13話)• 吹き替え [ ]• - サリー・ブラウン• たのしいこども英語 人形劇 [ ]• - マリー 著書 [ ]• 車椅子でシャル・ウイ・ダンス• ニューヨークひとりぼっち(自身の渡米を綴ったもので、上記の学会とは全く関係ない)• 母と娘の旅路• ホームレスさん こんにちは• ともだちの詩• 老老介護の幸せ 母と娘の最後の旅路 ディスコグラフィー [ ] この節のが望まれています。 シングル [ ] A面 B面 発売年月 規格品番 備考 村の駅長さん 風にゆれるレイの花 1953年 C-197 デビュー曲 (Singin' in the Rain) (Who's Afraid of the Big Bad Wolf? ) 1953年 JL-58 たん子たん吉珍道中 (with) たん子の馬子唄 1954年 C-270 ママの思い出 芝刈りローラの歌 1954年3月 A-1907 『花祭底抜け千一夜』主題歌 グッド・モーニング青い空 レモンと卵 1954年6月 C-256 母恋人形 母の呼ぶ声 (with) 1954年7月 A-2057 『母恋人形』主題歌 赤いカンナの花咲けば (with) トモ子の花売娘 1955年5月 A-2289 『赤いカンナの花咲けば』主題歌 ビルマに眠るお父さま 仔馬の誕生日 C-311 魔法つかいのお母さん わたしの好きなママ (初代) 1956年5月 A-2549 潮来の兄妹 (with) あやめ月夜 () 1956年6月 A-2527 ご存知鞍馬天狗 () 杉作太鼓 (with中島孝) 1956年6月 A-2568 『鞍馬天狗』主題歌 サザエさん () ワカメちゃん 1956年9月 A-2612 (ハッピー・バース・デイ・トゥ・ユー) 私の誕生日 1956年12月 CP-21 こけし子守唄 () 夕焼けがらす 1957年3月 A-2726 『こけし子守唄』主題歌 悦ちゃん ママ 1957年4月 A-2718 船頭姉妹 (君和田民枝) 潮来船 1957年5月 A-2781 『船頭姉妹』主題歌 1957年10月 C-473 こだまの山 アルプスのふもと 1958年 SC-1 『アルプスの少女』主題歌 パパ・ママ・ソング 赤い風船 1958年 C-479 怪傑黒頭巾 父恋い角兵衛獅子 () 1958年8月 A-3073 『怪傑黒頭巾』主題歌 ピンク・シュー・レーセス (Pink Shoe Laces) スイート・ピーの嘆き 1960年9月 SA-451 (Luna Napoletana) () (Pineapple Princess) 1960年12月 SA-507 () 1960年 SC-28 15本のキャンドル 1961年 SA-544 月影のマジョリカ () 汽車ポッポのタンゴ 1961年4月 SA-601 谷間の灯ともし頃 (When It's Lamp Lightin' Time In The Valley) 峠の我が家 (Home on The Range) 1961年11月 SA-741 シンデレラ (Cinderella) つめたい言葉 (We Had Words) 1961年12月 SA-762 カッコーの森 (Cuckoo Time) 1962年4月 SA-853 チューリップ畠のベンチ 1962年 BK-3001 旅のハミング () 若い風の歌 1962年5月 SA-894 丘にのぼろう 帽子とそよ風 () 1962年 SA-913 眠りの森の物語 七人のボーイフレンド 1962年11月 SA-999 幸せをつかもう () あしたの幸福 1963年 SAS-92 ティーンエイジ・ウエディング (Teenage Wedding) 夢のイタリア (Zwei Kleine Italiener) 1963年5月 シオジャケの歌 春風はもういない () 1963年 BK-3004 NHKホームソング それだけがおねがいなのママ ほんとかしら 1964年 BK-3039 ニューヨークひとりぼっち (Wonderful New York) 恋の太陽 (Love In The Sun) 1965年8月 JPS-17 (Chim Chim Cheree) 2ペンスを鳩に (Feed The Birds) 1965年11月 JPS-28 遥かなお父さま 真珠 1966年 JPS-33 ひとりで恋して 別れられなくなっちゃった 1967年12月 SAS-1004 A面 B面 発売年月 規格品番 備考 コーヒーと仔犬 独占 (ひとりじめ) 1971年2月 AS-1041 白い色が好きな娘 バラひと枝と友だち二人 1971年9月 AS-1088 こどもの眼 明日の午後ならいいわ 1972年3月 AS-1125 A面 B面 発売年月 規格品番 備考 ふるさとの四季 なんだべ坂の七ふしぎ 1976年 DQ-1006 『まんが・ふるさと昔話』主題歌 A面 B面 発売年月 規格品番 備考 ホアンホアンとカンカン パンダのマーチ RS-3001 アルバム [ ]• トモ子ちゃんの童謡集(1958年、コロムビア、KK-53) 「」「」「」「」「」「私の人形」の6曲を収録。 家をでるとき(1976年、ポリドール、MR-3018) (「過ぎたことだから」収録)らが楽曲を提供した。 心に残るうたの贈りもの(1985年、東芝EMI、TP-80203) 「峠の我が家」、「ディズニーメドレー」など収録• 決定盤 松島トモ子大全集(2014年5月21日、日本コロムビア、COCP-38509〜10) 2枚組 コンピレーション・アルバム [ ]• 日本童謡名曲集 その一 かもめの水兵さん(1960年、コロムビア、AL-3015) 「かもめの水兵さん」を松島トモ子が歌唱。 注釈 [ ].

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藤島知子

まつ しま ともこ

人物 [ ] 出身。 身長162cm。 24歳で普通自動車免許(マニュアル)取得。 取得後オペルワゴンを運転、半年後RX-7を購入。 モデルのアルバイト中にレースチームのマネージャーに憧れるが、まずはとなる。 その後『』()の企画でレースデビュー。 2002年より執筆活動を開始し、現在はとフィアット500が愛車。 選考委員を務める。 血液型はB型。 レース戦歴 [ ]• 2002年 - スズキ ワンメイクレース 北日本シリーズ第2戦でレースデビュー 予選13位 決勝13位• 2003年• スズキ ワンメイクレース 北日本シリーズ• 第1戦 予選16位 決勝16位• 第2戦 予選13位 決勝14位• 第3戦 予選16位 決勝16位• 第4戦 予選21位 決勝18位• スズキ ワンメイクレース シリーズ• 第1戦 予選10位 決勝11位• 第2戦 予選6位 決勝6位• 第3戦 予選13位 決勝9位• 第4戦 予選5位 決勝4位• 第5戦 予選9位• 2004年• スズキ ワンメイクレース フォーミュラスズキ Kei Sportシリーズ• 第1戦 予選6位 決勝5位• 第2戦 予選7位 決勝3位• 第3戦 予選7位 決勝6位• 第4戦 予選8位 決勝7位• 第5戦 予選7位 決勝9位• CUP 東日本シリーズ第4戦 予選25位 決勝21位• 2005年• スズキ ワンメイクレース シリーズ• 第1戦 決勝10位• 第2戦 決勝9位• 第3戦 決勝9位• 第5戦 決勝9位• 2006年• スズキ ワンメイクレース フォーミュラスズキ 隼シリーズ• 第1戦 決勝4位• 第2戦 決勝5位• 第3戦 決勝6位• 第4戦 決勝4位• 第5戦 決勝7位• フォルクスワーゲン ゴルフ GTI カップ ジャパン第2戦 決勝8位• 2007年• MAZDA パーティレース シリーズ マスターズ 決勝8位• MAZDA パーティレース シリーズ クラブマンIクラス 第1戦 予選1位 決勝1位• MAZDA パーティレース シリーズ クラブマンIIクラス• 第2戦 決勝6位• 第4戦 決勝7位 レースクイーン [ ]• 2001年 - JIC クリスタルアルテッツァ(第2戦 仙台ハイランド)• 2002年• 『』 () 脚注 [ ].

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尾道向島の『万汐

まつ しま ともこ

『三十六人撰』は、 966-1041 の編になる歌合形式の秀歌撰である。 別名『三十六人歌合』とも。 柿本人麿から中務まで、三十六人の歌仙を選び、人麿と貫之、躬恒と伊勢といった具合に、二人ずつの歌人を組にして、計百五十首を結番している。 人麿・貫之・躬恒・伊勢の巻頭四人、および平兼盛・中務の巻末二人は各十首、その他三十人は各三首を撰んでいる。 これ以前に公任は『前十五番歌合』を編んでいたが、これを発展させた『三十人撰』 散逸 をに贈り、親王はこれを改撰した『三十人撰』 現存 を編んで公任に贈り返した。 まもなく親王は没し、公任は自撰の『三十人撰』を改訂増補して『三十六人撰』を完成させた、と見られている。 従って成立は、具平親王が亡くなった寛弘六年 1009 七月以後、まもなくかと推測されている。 その後盛んに作られた三十六歌仙形式の秀歌撰の祖にあたる。 テキストの底本は『新編国歌大観』である。 追記:後世、藤原俊成 1114-1204 の『俊成三十六人歌合』(『古三十六人歌合』とも)によって置き換えられた歌 各人三首 を、公任選歌の下に小字で添えた。 公任の選歌の末尾に 俊1 とあるのは、『俊成三十六人歌合』でその歌人の一番目に置かれた歌、ということを示す。 テキストの底本は岩波文庫『王朝秀歌選』(樋口芳麻呂校注)所載のテキストである。 追記:明治大学の山田哲平さんよりご提供頂いた、岩佐又兵衛の流れをくむと思われる、江戸中期由来の「麻布本」三十六歌仙絵の画像を掲載しました。 容量の問題から、顔の部分のみとせざるを得なかったのは残念です。 (2012. 24記)。 三十六人撰 麻布本三十六歌仙絵 山田哲平氏蔵(以下同) 昨日こそ年はくれしか春霞かすがの山にはや立ちにけり あすからは若菜つまむと片岡の朝の原はけふぞやくめる 梅花其とも見えず久方のあまぎる雪のなべてふれれば 郭公鳴くやさ月の短夜も独しぬればあかしかねつも 飛鳥河もみぢば流る葛木の山の秋風吹きぞしくらし ほのぼのと明石の浦の朝ぎりに島がくれ行く舟をしぞ思ふ たのめつつこぬ夜あまたに成りぬればまたじと思ふぞまつにまされる 葦引の山鳥の尾のしだりをのながながし夜をひとりかもねむ 俊2 わぎもこがねくたれがみをさるさはの池の玉もと見るぞかなしき 物のふのやそ宇治河のあじろ木にただよふ浪のゆくへしらずも 龍田川もみぢ葉流る神奈備の御室の山に時雨降るらし 少女子 をとめご が袖ふる山の瑞垣の久しき世より思ひ初めてき 問ふ人もなきやどなれどくる春はやへむぐらにもさはらざりけり 行きて見ぬ人もしのべと春の野のかたみにつめるわかななりけり 花もみなちりぬるやどは行く春の故郷とこそ成りぬべらなれ 夏の夜のふすかとすれば郭公鳴く一声にあくるしののめ 見る人もなくてちりぬるおく山の紅葉はよるの錦なりけり 桜ちるこのした風は寒からでそらにしられぬ雪ぞふりける こぬ人をしたにまちつつ久方の月をあはれといはぬよぞなき 思ひかね妹がりゆけば冬の夜の河風寒み千鳥なくなり 君まさで煙たえにししほがまのうらさびしくも見え渡るかな 逢坂の関のし水に影見えて今や引くらんもち月の駒 白露も時雨もいたくもる山は下葉残らず色づきにけり 掬ぶ手の滴に濁る山の井のあかでも人に別れぬるかな 吉野川岩波高く行く水の早くぞ人を思ひ初めてし 春立つとききつるからに春日山きえあへぬ雪の花と見ゆらむ 香をとめて誰をらざらむ梅花あやなしかすみたちなかくしそ 山たかみ雲井に見ゆるさくら花心の行きてをらぬ日ぞなき わがやどの花見がてらにくる人はちりなむのちぞこひしかるべき 今日のみと春をおもはぬ時だにも立つ事やすき花のかげかは 郭公夜深き声は月まつといもねであかす人ぞききける 立ちとまり見てをわたらむもみぢばは雨とふるとも水はまさらじ 心あてにをらばやをらむはつしものおきまどはせるしらぎくのはな わがこひはゆくへもしらずはてもなしあふをかぎりとおもふばかりぞ ひきうゑし人はむべこそおいにけれまつのこだかくなりにけるかな いづくとも春の光は分かなくにまだみ吉野の山は雪降る 住吉の松を秋風吹くからに声打ち添ふる沖つ白波 伊勢の海に塩焼く海人の濡れ衣なるとはすれど逢はぬ君かな 青柳の枝にかかれる春雨はいともてぬける玉かとぞ見る 千とせふる松といへどもうゑて見る人ぞかぞへてしるべかりける 春ごとに花の鏡となる水はちりかかるをやくもるといふらん ちりちらずきかまほしきをふるさとの花見てかへる人もあはなむ いづくまで春はいぬらんくれはててあかれしほどはよるになりにき ふたこゑときくとはなしに郭公夜深くめをもさましつるかな 三輪の山いかにまち見む年ふともたづぬる人もあらじとおもへば 俊2 うつろはむことだにをしき秋はぎにをれぬばかりもおけるつゆかな 人しれずたえなましかばわびつつもなきなぞとだにいふべきものを なにはなるながらのはしもつくるなりいまはわが身をなににたとへむ 合ひに合ひて物思ふころのわが袖に宿る月さへ濡るる顔なる 思ひ川たえず流るる水の泡のうたかた人に逢はで消えめや あらたまのとしゆきかへる春たたばまづわがやどにうぐひすはなけ さをしかのあさたつをのの秋はぎにたまとみるまでおけるしらつゆ 春ののにあさるきぎすのつまごひにおのがありかを人にしれつつ まきもくの檜原もいまだ曇らねば小松が原に泡雪ぞ降る かささぎの渡せる橋に置く霜の白きを見れば夜ぞ更けにける 神奈備の三室の山の葛かづら裏吹き返す秋は来にけり あすからはわかなつまむとしめしのに昨日もけふもゆきはふりつつ 俊1 わがせこにみせむとおもひしむめのはなそれともみえずゆきのふれれば わかのうらにしほみちくればかたをなみあしべをさしてたづなきわたる 俊3 ももしきの大宮人は暇あれや桜かざして今日も暮らしつ 世中にたえてさくらのなかりせば春の心はのどけからまし たのめつつあはでとしふるいつはりにこりぬ心を人はしらなむ いまぞしるくるしき物と人またむさとをばかれずとふべかりける 花に飽かぬ嘆きはいつもせしかども今日の今宵に似る時はなし 月やあらぬ春や昔の春ならぬ我が身一つは元の身にして 誰が禊ゆふつけ鳥か唐衣たつたの山にをりはへて鳴く すゑのつゆもとのしづくや世中のおくれさきだつためしなるらむ 俊3 わがやどはみちもなきまであれにけりつれなき人をまつとせしまに たらちねはかかれとてしもうばたまのわがくろかみをなでずやありけむ いそのかみ布留の山辺の桜花植ゑけむ時を知る人ぞなき 皆人は花の衣になりぬなり苔の袂よ乾きだにせよ いまこむといひしばかりになが月のありあけの月をまちでつるかな 俊3 みてのみや人にかたらむ山ざくらてごとにをりていへづとにせむ みわたせばやなぎさくらをこきまぜてみやこぞ春のにしきなりける 我のみやあはれと思はむきりぎりす鳴く夕陰の大和撫子 音にのみきくの白露夜はおきて昼は思ひに敢へず消ぬべし ゆふさればさほのかはらのかはぎりにともまどはせるちどりなくなり ゆきふれば木ごとにはなぞさきにけるいづれをむめとわきてをらまし 秋風にはつかりがねぞきこゆなるたがたまづさをかけてきつらむ 夕されば蛍よりけに燃ゆれども光見ねばや人のつれなき 東路の小夜の中山なかなかに何しか人を思ひ初めけむ 下にのみ恋ふれば苦し玉の緒の絶えて乱れむ人なとがめそ をちこちのたつきもしらぬ山中におぼつかなくもよぶこどりかな 俊1 ひぐらしのなきつるなへに日はくれぬとみしは山のかげにざりける 俊2 おくやまのもみぢふみわけなくしかのこゑきく時ぞ秋はかなしき 俊3 俊2、第四句「と思ふは」。 俊3、初句は「奥山に」。 はなのいろはうつりにけりないたづらにわがみよにふるながめせしまに 俊1 おもひつつぬればや人のみえつらむゆめとしりせばさめざらましを いろみえでうつろふものは世中の人の心のはなにざりける 俊2 海人の住む浦漕ぐ舟の梶を絶え世を倦み渡る我ぞ悲しき あをやぎのまゆにこもれるいとなれば春のくるにぞいろまさりける ゆふづくよおぼつかなきにたまくしげふたみのうらはあけてこそみめ 人のおやの心はやみにあらねどもこをおもふみちにまどひぬるかな 短夜の更け行くままに高砂の峰の松風吹くかとぞ聞く 逢坂の木の下露に濡れしより我が衣手は今も乾かず みかの原分きて流るる泉川いつ見きとてか恋しかるらむ よろづ世のはじめとけふをいのりおきていまゆくすゑはかみぞしるらむ 俊1 くらはしの山のかひより春がすみとしをつみてやたちわたるらむ 俊3 あふことのたえてしなくは中中に人をもみをもうらみざらまし 俊2 かりにくときくに心のみえぬればわがたもとにもよせじとぞおもふ あひみてののちの心にくらぶればむかしは物もおもはざりけり けふそへにくれざらめやはとおもへどもたへぬは人の心なりけり 物思ふと過ぐる月日も知らぬまに今年も今日に果てぬかと聞く 伊勢の海の千尋の浜に拾ふとも今は何てふかひかあるべき 身にしみて思ふ心の年経れば遂に色にも出でぬべきかな 春すぎてちりはてにけりむめのはなただかばかりぞえだにのこれる 俊1 かくばかりへがたくみゆる世中にうらやましくもすめる月かな 俊2 みても又またもみまくのほしかりしはなのさかりはすぎやしぬらむ 俊3 ゆきやらで山ぢくらしつほととぎすいまひとこゑのきかまほしさに 俊2 よろづよもなほこそあかねきみがためおもふ心のかぎりなければ たまくしげふたとせあはぬきみが身をあけながらやはあらむとおもひし 俊1 とものりのとものみやつこ心あらばこの春ばかり朝清めすな 春たつといふばかりにやみよしのの山もかすみてけさはみゆらむ 俊1 ときしもあれ秋やは人にわかるべきあるをみるだにこひしきものを 春はなほ我にてしりぬはなざかり心のどけき人はあらじな 夢よりもはかなきものは夏の夜の暁方の別れなりけり 有明のつれなく見えし別れより暁ばかり憂きものはなし ことのねにみねのまつ風かよふらしいづれのをよりしらべそめけむ かつみつつかげはなれゆくみづのおもにかくかずならぬ身をいかにせむ あめならでもる人もなきわがやどをあさぢがはらとみるぞかなしき 袖にさへ秋の夕は知られけり消えし浅茅が露をかけつつ なれ行くは憂き世なればや須磨の海人の塩焼衣間遠なるらむ 寝 ぬ る夢に現 うつつ の憂さも忘られて思ひ慰む程ぞはかなき ひとふしにちよをこめたるつゑなればつくともつきじきみがよはひは 俊1 わかごまとけふにあひくるあやめぐさおひおくるるやまくるなるらむ つくば山いとどしげきにもみぢばはみちみえぬまでちりやしぬらむ 鳴く雁は行くか帰るかおぼつかな春の宮にて秋の夜なれば 子の日する野辺に小松を引き連れて帰る山路に鶯ぞ鳴く 秋きぬとめにはさやかにみえねども風のおとにぞおどろかれぬる 俊1 ひさかたのくものうへにてみる菊はあまつほしとぞあやまたれける 俊3 心からはなのしづくにそほちつつうくひずとのみとりのなくらむ 秋萩の花咲きにけり高砂の尾上の鹿は今や鳴くらむ よしのやまみねのしらゆきむらぎえてけさはかすみのたちわたるかな 風をいたみいはうつなみのおのれのみくだけてものをおもふころかな 俊2 秋くればたれもいろにぞなりにける人の心につゆやおくらむ 夏刈りの玉江の葦を踏みしだき群れゐる鳥の立つ空ぞなき 筑波山端山繁山繁けれど思ひ入るには障らざりけり ときはなるまつのみどりも春くればいまひとしほのいろまさりけり 俊1 つれもなくなりゆく人のことのはぞ秋よりさきのもみぢなりける 俊3 山ざとはふゆぞさびしさまさりける人めもくさもかれぬとおもへば 俊2 かたきなくおもへるこまにくらぶればみにそふかげはおくれざりけり こひしさはおなじ心にあらずともこよひの月をきみみざらめや あたら夜の月とはなとをおなじくはあはれしれらむ人にみせばや 俊1 ほのぼのと有明けの月の月影に紅葉吹きおろす山颪の風 物をのみ思ひ寝覚の枕には涙かからぬ暁ぞなき ねの日しにしめつるのべのひめこまつひかでやちよのかげをまたまし 俊1 あまつかぜふけひのうらにゐるたづのなどかくもゐにかへらざるべき 俊2 むらながらみゆるにしきは神な月まだ山風のたたぬなりけり 俊3 水のおもにてる月なみをかぞふればこよひぞ秋のもなかなりける 俊2 ちはやぶるかものかはぎりきるなかにしるきはすれるころもなりけり わがやどのかきねや春をへだつらむなつきにけりとみゆるうのはな 春深み井手の川波立ち返り見てこそ行かめ山吹の花 名を聞けば昔ながらの山なれどしぐるる秋は色増さりけり ちぎりけむ心ぞつらきたなばたのとしにひとたびあふはあふかは 俊1 たれをかもしる人にせむたかさごのまつもむかしのともならなくに 俊2 君こふるなみだのとこにみちぬれば身をつくしとぞわれはなりぬる いたづらに過ぐす月日は思ほえで花見て暮らす春ぞ少なき 秋のののはぎのにしきをわがやどにしかのねながらうつしてしがな うきながらさすがにもののかなしきはいまはかぎりとおもふなりけり おとなしのたきとぞつひになりにけるいはでものおもふ人のなみだは 契りきな互 かたみ に袖を絞りつつ末の松山波越さじとは 大井川堰 ゐせき の水のわくらばに今日は頼めし暮ぞ待たるる 憂しと言ひて世をひたすらに背かねば物思ひ知らぬ身とやなりなむ みよしのの山のしらゆきつもるらしふるさとさむくなりまさるなり 俊1 やまがつと人はいへどもほととぎすまづはつこゑはわれのみぞきく ふかみどりときはのまつのかげにゐてうつろふはなをよそにこそみれ 朝ぼらけ有明の月と見るまでに吉野の里に降れる白雪 牡鹿伏す夏野の草の道をなみ繁き恋路にまどふころかな としごとのはるのわかれをあはれとも人におくるる人ぞしりける 人ならばまてといふべきをほととぎすまだふたこゑをなかでゆくらむ 君こふとかつはきえつつふるほどをかくてもいけるみとやなるらむ 咲きにけり我が山里の卯の花は垣根に消えぬ雪と見るまで あらたまの年を送りて降る雪に春とも見えぬ今日の空かな 恋しさの忘られぬべきものならば何かは生ける身をも恨みむ いはばしのよるのちぎりもたえぬべしあくるわびしきかづらきの神 俊1 たなばたにかしつとおもひしあふことをそのよなきなのたちにけるかな かぎりなくとくとはすれどさとかはのやまゐのみづはなほぞこほれる 俊2 大井川杣山風の寒ければ立つ岩波を雪かとぞ見る 俊2、「かくばかりとくとはすれどあしひきの山ゐの水はなほ氷りけり」 ありあけの月のひかりをまつほどにわがよのいたくふけにけるかな 俊1 ながれてとたのめしことはゆくすゑのなみだのうへをいふにざりける おもひしる人にみせばやよもすがらわがとこなつにおきゐたるつゆ 俊3 苔むせる朽ち木の杣の杣人をいかなるくれに思ひ出づらむ ちとせまでかぎれるまつもけふよりは君にひかれてよろづよやへむ もみぢせぬときはのやまにたつしかはおのれなきてや秋をしるらむ きのふまでよそに思ひしあやめぐさけふわがやどのつまとみるかな 俊1 御垣守り衛士のたく火の夜は燃え昼は消えつつ物をこそ思へ 我ならぬ人に心をつくば山下に通はむ道だにやなき ねのびするのべにこまつのなかりせばちよのためしになにをひかまし さ夜ふけてねざめざりせばほととぎす人づてにこそきくべかりけれ やかずともくさはもえなむかすがのはただ春の日にまかせたらなむ 俊2 恋すてふ我が名はまだき立ちにけり人知れずこそ思ひ初めしか いづかたに鳴きて行くらむ時鳥淀の渡りのまだ夜深きに かぞふればわが身につもるとし月をおくりむかふとなにいそぐらむ みやまいでてよはにやきつるほととぎすあか月かけてこゑのきこゆる やまざくらあくまでいろをみつるかな花ちるべくもかぜふかぬよに もち月のこまひきわたすおとすなりせたの中みちはしもとどろに くれてゆく秋のかたみにおくものはわがもとゆひのしもにざりける 俊1 たよりあらばいかで宮こへつげやらむけふしらかはのせきはこえぬと 俊2 ことしおひのまつはなぬかになりにけりのこれるよはひおもひやるかな あさひさすみねのしらゆきむらぎえて春のかすみはたなびきにけり わがやどのむめのたちえやみえつらむおもひのほかにきみがきませる みわたせばまつのはしろきよしの山いくよつもれるゆきにかあるらむ 忍ぶれど色に出でにけり我が恋は物や思ふと人の問ふまで わすられてしばしまどろむほどもがないつかはきみをゆめならでみむ 俊3 うぐひすのこゑなかりせばゆききえぬ山ざといかではるをしらまし いそのかみふるきみやこをきてみればむかしかざししはなさきにけり さらしなにやどりはとらじをばすての山までてらす秋のよの月 さやかにもみるべき月をわれはただなみだにくもるをりぞおほかる まちつらむみやこの人にあふさかのせきまできぬとつげややらまし わがやどのきくのしらつゆけふごとにいくよつもりてふちとなるらむ したくぐる水にあきこそかよふらしむすぶいづみのてさへすずしき さけばちるさかねばこひし山ざくらおもひたえせぬはなのうへかな 天河河辺涼しき織女に扇の風を猶やかさまし 秋風の吹くにつけても訪はぬかな荻の葉ならば音はしてまし ありしだに憂かりしものを飽かずとていづくに添ふるつらさなるらむ 更新日:平成17年02月26日 最終更新日:平成24年09月24日.

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